遠見遮断

谷山小学校と谷山支所の慈眼寺方面側(国道と反対側)にある交差点は
東西と南北の二重のクランクになっていて非常に通り辛く
離合する車の運転手は皆ピリピリです。

実はこの道、「遠見遮断」といって
わざとクランクにして遠くが見通せないよう作られた道なんです。

その昔、谷山小学校は谷山地頭館(地頭仮屋)で
谷山支所の前は仮屋馬場でした。
谷山の心臓部だったため、簡単に見通せたり
馬で一直線に攻め入ってこられないように工夫された道だったんですね。

そういう事実を知ると、ここが通り辛くて当たり前。
むしろ通り辛さを楽しみたくなります。

しかし…
この通りは小学生の通学に危険が伴うため、
近々拡張され、遠見遮断の跡は姿を消します。

車社会となった現代、子供たちの危険を考えると仕方がないことです。
今のうちに通り辛さを楽しんでみて下さい。

石垣群の里 大当

ここは南さつま市笠沙町片浦の大当(おおとう または うと)地区です。

100万個(石碑によると)の石が積み上げられた石垣群地区で
「にほんの里100選」にも選ばれています。

笠沙、坊津の海岸線は複雑に入り組んだリアス式で
海沿いに浜はほとんどが切り立った斜面で平地が少ないため
このように石垣を組んで住居を斜面に沿って上へ上へと造っていったのでしょうか。
それとも防風のために築いたのでしょうか。

過疎化、高齢化が進んでいますが今でもお住まいになっている方がいらっしゃって、
かなりの急勾配をご年配の方がゆっくりゆっくり登っていかれます。

今でこそ道はアスファルトになっていますが昔は階段も道も石畳だったそうです。

印象に残っているのは梅の花。
誰かがお住まいの庭先にも、
誰もいない住居跡や空地にも梅の木が1本ずつあり
主のいない場所で今でも変わらず咲き続けています。
きっとこの集落では梅の花を眺めて春の訪れを感じていたんだろうなァ
と当時の生活に想いを馳せてしまいました。

 

笠沙町片浦のお伊勢講

【 開催地 】南さつま市笠沙町片浦地区
      片浦公民館片浦漁港

【開催日時】平成25年2月11日 浜下り15:00

笠沙地区では野間池、赤生木、小浦、片浦の4ヶ所でお伊勢講が行われています。

お伊勢講とはお伊勢参りに誰しもが行ける時代ではなかったので
寄附を募って地域の代表者が代参する仕組みの事です。

片浦のお伊勢講は片浦公民館での神事の後、
幟持ち2名を先頭に面を被り薙刀を持った二才(15歳の青年)、
太鼓、神輿、稚児、神主と続いて浜下りをします。

途中、二才たちが散り散りとなり薙刀で沿道の見物人の頭を叩きます。
小さな子どもたちは面が怖くて泣き叫んでいましたが、
この二才たちに叩かれると一年間無病息災で過ごせるそうです。

浜まで下ると野間岳に向って「オイヤナー、オイヤナー」と歌う、
とのことだったのですが、「オ、オ、オ、オー」としか聞こえませんでした。
同じ県下でもこの辺りの言葉は鹿児島市とまた少し違うので、
私が聞きとれなかっただけなのかもしれません。

これは下った浜(片浦漁港)の片浦恵比寿大明神。

旅の風景展 ―ひとときの絵画の旅―

旅という非日常の経験は、ときに旅人の心を大きく揺さぶります。
旅先の風景から、画家たちが感じた異なる風土や文化に対する驚きや憧れを読み解き、
ひとときの絵画の旅をご堪能下さい。
収蔵品の中から様々な作家が描いた旅先の風景作品19点を展示します。

旅の風景展 ―ひとときの絵画の旅―

【開催期間】2013年2月7日(木)〜6月2日(日)
【休館日】水曜日

 

臨時休館のお知らせ

2月4日(月)、5日(火)は展示替えの為、美術館は臨時休館となります。2月6日(水)休館日です。

美術館1階のカフェ&ベーカリー・トワメゾンは、通常通り営業しております。

2月4日(月)・・・カフェ(営業) / ベーカリー(営業)

2月5日(火)・・・カフェ(営業) / ベーカリー(営業)

2月6日(水)・・・カフェ(定休日)/  ベーカリー(営業)

ご迷惑をお掛けいたしますがご了承頂きますようお願い申し上げます。

鹿児島の土人形展

谷山の ふるさと考古歴史館 で開催中の
「鹿児島の土人形」展に行ってきました。

土人形と聞いてピンとこないかもしれませんが
鹿児島で一般的に「帖佐人形」といわれている
素焼きの人形に彩色した置物の人形のことです。

男の子の節句には、金太郎や武者人形
女の子の節句には、雛人形などが
飾られていたご家庭も多いのではないでしょうか。

土人形の産地は帖佐はもちろんのこと、
鹿児島県下には7ヶ所もあったそうで
会場には各地の土人形が展示されていました。

中でも個人的に見ごたえがあったのは苗代川の土人形。
苗代川でも土人形が作られていた、
という話はきいていましたが
実物を拝見したのは初めてでした。

展示されていたのは「鯛と布袋像」
どっしりと腰を据えた布袋さんが
大きな鯛を右側に抱えている姿です。

これって…
当館収蔵の苗代川焼きにも似たものがあります。

これは鯛の口先に穴が空いており水注になっています。
言われてみれば、土人形は前後半分づつを型どりして
それを結合して焼成しているので中は空洞です。

土人形は和紙で底を塞いでいたりしますが
土で塞いで釉薬を掛け
穴を2つ開ければ水注として利用できますね。

この「鹿児島の土人形展」は3月10日(日)までです。
2月3日(日)13:30〜15:00 には
鹿児島の土人形に関する講演が無料で受講できるそうですよ。