現在開催中の「素描と版画展」では、
展示作品42点のうち24点が初展示となる木下貴雄のスケッチです。
’アトリエの行者’とよばれた孤高の画家 木下貴雄。
会期中は、木下貴雄の作品集(A4版 101頁)も販売しています。
(¥1,800 → ¥1,500)
内容は今回の企画展ではなく、2013年に「木下貴雄画業顕彰実行委員会」によって発行された作品集です。
スケッチ、水彩、油彩の作品群を通して木下貴雄の画業を辿ることのできる内容です。
購入ご希望の際は受付までお声がけ下さい。
1月の開館日程です
1月6日(月曜日)から
「素描と版画」展
「平佐のべっ甲と盃台」展
始まります。
あけましておめでとうございます
平佐のべっ甲と盃台
平佐焼(ひらさやき)は安永年間(1772~1781)の平佐九代領主北郷久陣(ほんごうひさつら)の代に旧川内市天辰に創設されたといわれる磁器窯です。最初は染付だけでしたが、向井与藤次が有田の赤絵の技法を習得し、平佐でも赤絵が作られるようになったのが弘化3(1846)年頃といわれています。
〈平佐焼のべっ甲釉について〉
「べっ甲釉」という名前は、タイマイ(ウミガメ)の甲羅であるべっ甲に似ていることに由来しています。
慶応元年(1865)に長与焼(長崎県)の画工 青木宗十郎が平佐に招かれ、長与三彩の技術を学んだ向井勘兵衛が導入し、独特の平佐べっ甲が焼かれるようになったといわれています。
〈盃台とは〉
盃台はお酒を飲む盃を載せる器。壺状になっているのは、酒を勧められた時に前の残りの酒をこぼすためです。
無事終了いたしました
昨日をもって「没後40年寺尾作次郎美学の系譜」展は無事終了いたしました。
多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。
寺尾作次郎をご存じなかった方。
陶芸家として知っていた方。
記憶の彼方から呼び起こして思い出してくれた方。
多くの方々から嬉しいご感想をいただき、
再び寺尾作次郎ブームが訪れることを心密かに期待しています。
河童像は川内歴史資料館で常設展示されておりますので、
また、そちらにもぜひ足をお運び下さいね。
いよいよ最終日です
いよいよ本日「没後40年寺尾作次郎美学の系譜」展の最終日です。
最後にご紹介するのは河童の作品たち。
旧川内市役所に設置されていた噴水の河童像をはじめ、河童をモチーフとした作品が多く残されています。
寺尾作次郎の出身地、北九州市の若松区は古くから河童伝説が有名で
現在の若松区マスコットも河童です。
若松出身の芥川賞作家・火野葦平の旧邸「河伯洞」も、河童の棲む家という意味だそうです。
河童の徳利と瓜・キュウリの盃
きっと幼い頃から河童が身近な存在だったのでしょう。
どこか憎めない、愛らしい河童たちに会いに来て下さい。
「没後40年寺尾作次郎 美学の系譜」展は明日までです
寺尾作次郎は図案家でもあったので、常に懐に図案帳を忍ばせ、思いつくまま鉛筆を走らせていたそうです。
ご家族のところに大量に残されてている図案帳の、ほんの一部ですがご紹介しています。
また、明治時代、大正時代に作品として発表された図案も展示しています。
令和の時代でもまったく古さを感じないおしゃれな図柄ばかりです。
撮影は自由なので、お気に入りの図案が見つかったら、写真に撮ってみてくださいね。
「素描と版画」展
■概要
本展では初公開作品を中心に、素描および版画(木版画・銅版画)作品を展示します。
素描では「デッサンの神様」とも称される安井曾太郎や、自ら「素描癖にとりつかれてしまった」とも語った海老原喜之助、あたかも行者のように画業に打ち込んだ木下貴雄など、確かなデッサン力が光る作品を紹介します。
版画では、竹之内直記による仏像や郷土の風物を素朴なタッチで表現した木版画や、横井巴のディテールの繊細さが印象的な銅版画、坂田燦の「おくのほそ道」の世界観を力強く表現した木版画など、多様な世界観が展開されている作品を紹介します。
■展示作家
素描 | 海老原喜之助、亀田正一、木下貴雄、中間冊夫、長尾淘太、前畑省三、安井曾太郎
版画 | 坂田燦、竹之内直記、名嘉睦稔、横井巴
会 期 | 2025年1月6日(月)~3月23日(日)
休館日 | 水曜日
入館料 | 一般500円、高校生300円、小・中学生200円、70歳以上100円
年末年始 開館スケジュール
年末年始の開館予定は下記のとおりです。
12月22日(日)~1月5日(日) 展示替えのため休館
(うち12月28日(土)~1月3日(金)は年末年始休館)
1月6日(月)~ 通常開館
令和7年1月6日からは「素描と版画」展・「平佐のべっ甲と盃台」展を開催いたします。
カフェトワメゾンの営業予定は下記の通りです。
12月22日(日)~1月5日(日) 年末年始休業
1月6日(月)~ 通常営業
「ふれ愛フェスタ2024」に参加します
12月8日(日曜日)
「ふれ愛フェスタ2024」(主催:谷山ふるさとコミュニティ協議会)に
参加します。
地域で活躍している様々な団体の舞台発表やカフェコーナーもあります。
入場無料でどなたでも参加できます。
当館は「谷山ふるコミまちづくりパートナー協定」のブースで美術館紹介をしますので、ぜひ立ち寄りください。
日時:12月8日(日曜日) AM9:30~12:00(予定)
会場:谷山小学校 体育館
★入場無料