タイタニック号のモデル

安藤徹写真展「藍の刻」も会期をのこすところ1週間となりました。


さて、企画展のメインイメージでポスターにもなっているこの船は「富士川丸」です。1944年2月17日に旧トラック諸島で沈んだ徴用船です。

たくさんのサンゴや生物が付着し、周囲を多くの魚(この写真ではグルクン)が乱舞し、独特の神秘的な風景を生み出しています。

この船の写真を見て、どこかで見たことがある…と思った方もいるのではないでしょうか。
実はこの船、あの映画「タイタニック」で海底に眠っているタイタニック号として登場しているのだそうです。

本物のタイタニック号は1912年4月15日、イギリス・サウサンプトンからアメリカのニューヨークへの航海途中、大西洋のニューファンドランド島の沖合で沈みました。
現在水深4,000m近い海底に眠っているそうです。

4,000mとなると、なかなか撮影できる水深ではありませんので、水深40mの富士川丸をタイタニック号に見立てたそうです。

本展では富士川丸の作品は全部で9点展示しています。
映画「タイタニック」で見覚えのある風景を思い起こしつつ、作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

今月のビーチクリーンアップ

安藤さんが毎月開催しているビーチクリーンアップ、
今月は明日17日(日曜日)10:00~の開催だそうです。
天気予報によると連日の夏日から解放されて、野外活動にはぴったりの気候となりそうです。
ご興味のある方はぜひご参加ください。

守られている水中遺産

ただいま開催中の「藍の刻」で展示している作品は、ミクロネシア連邦チューク州(旧トラック諸島)の海で撮影されました。チュークでは1971年に地方条例(TDL21-5)で1945年12月31日までに旧トラック諸島の礁湖に沈んだ船や飛行機、その他遺物全てを水中文化遺産に指定し、一切の遺物の移動を禁止しています。
その条令で保護されているため沈船の引き揚げはほとんど行われず、ほぼ当時のまま海底に残されているので、他に類を見ない光景が広がっているのですね。
沈船の鋼鉄や遺物を転売目的で海底から引き揚げ、近海の95%の海中遺物が失われた国もあるようです。

長い時間をかけて海中生物をまとった沈船は、それ自体がアート作品のように美しく、存在感とメッセージ性を持っています。
貴重な海中遺跡とミクロネシアの自然が織りなす海中風景の写真展「藍の刻」は10月26日(火)までです。

変わった形の生き物たち

甲板上に群れをなす魚達と、船体を覆うサンゴ、透明な海水の色のハーモニーの美しさから「第六雲海丸」は人気のある作品の一つです。
作品中央に写っているロープのような不思議な物体、実はサンゴの仲間の生き物なのです。
ムチカラマツといって、石灰質の骨格を持たないサンゴの一種で、サンゴ礁域の潮通しの良い岩盤上に生息します。
体長は2mから3mにもなり、色は白色や,緑色、橙色やピンク色など様々です。
鹿児島にも生息しており、錦江湾には岩礁の斜面にムチカラマツの群生がみられるようで、ダイバーに人気のスポットとなっているそうです。
この他にも、様々な不思議な見た目の生き物が写真作品の中に隠れています。
未だ見たことのない生き物を探しに、安藤徹写真展「藍の刻」に来られてみてはいかがでしょうか?

参照文献;ムチカラマツ (水族図鑑)/ いおワールドかごしま水族館公式サイト
(https://ioworld.jp/guide/guide-13217)

「藍の刻」9月18日(土)から再開いたします

8月16日から臨時休館しておりましたが、9月18日(土)より再開館いたします。

安心してご来館いただけるようコロナ対策を万全にしてお待ちしておりますので、
ご来館の際は皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。

なお、再開館にあたり
・コロナの感染状況の悪化により、再度臨時休館をする場合があります。
 (当ホームページでお知らせいたします)
・ソーシャルディスタンスを保つため、入館者数を制限させていただく場合があります。


「安藤徹写真展 藍の刻」は会期を10月26日(火)まで延長いたしますので、
体調にご無理のないようお越しください。

「心に残った作品」投票結果〈8月〉

只今、安藤徹写真展「藍の刻」は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため公開を休止しておりますが、8月は多くのお客様にご来館頂きました。「心に残った作品」投票結果はどう変化したでしょうか?(7月投票結果はこちら

第1位:山鬼山丸 其ノ弐
第2位:桑港丸 其ノ弐・第六雲海丸
第4位:天城山丸
第5位:追風 其ノ壱・桑港丸 其ノ参・富士川丸 其ノ伍・平安丸 其ノ壱

第1位:山鬼山丸 其ノ弐
第2位:桑港丸 其ノ弐
第2位:第六雲海丸

1位を除き、上位にニューフェイスが多数ランクインする結果となりました。前回は自然をモチーフとした作品が上位にランクインしましたが、今回ご来館頂いたお客様の中では、自然をモチーフとした作品・人工物をモチーフとした作品両方とも人気があったようです。

ビーチクリーンアップin坊津 開催しました

昨日(8月11日)は「ビーチクリーンアップin坊津」を開催しました。
あいにくの雨でしたが、多くの方にご参加いただきありがとうございました。

台風9号が上陸した直後で、プラスチックゴミはもちろんのこと
ロープや漁網など多くのゴミが打ち上げられていましたが
参加者の皆さんのご協力によって
たくさんの漂着物もあっという間に片づけることができました。

今回は雨のため残念ながら参加を見送った方
まだまだビーチクリーンアップをしたい!という方は
安藤さんのダイビングショップ(la・bomba)が毎月ビーチクリーンアップを開催しているので、ぜひそちらにも参加してみてください。


次回は9月26日(日曜日)10:00~ です。

場所は昨日と同じla・bomba 坊津スノーケリング & スクーバダイビングパーク
(南さつま市坊津町泊字荒所4)です。

漂着物(ゴミ)を拾うことで、どのような種類の漂着物があり
それらがどこからどのように流れてきたのか想像し
今後私たちができることを考えてみてくださいね。

作品の中の魚たち

安藤徹写真展「藍の刻」で展示している作品の中に、たくさんの魚を見ることができます。
サンゴに見え隠れする小さく鮮やかなスズメダイや、群れをなして塊になっている迫力のギンガメアジなど、作品内の魚を追っていくだけでも楽しくなります。

チラシにも使用されているこの作品に写っている魚たちは「たかさご」です。
鹿児島のスーパーでも時々見かけることがありますね。
沖縄県では「グルクン」とよばれ、沖縄の県魚にもなっているとてもおいしい魚です。(美ら海水族館に詳しく紹介されています→

スーパーで見かけるときは赤い魚ですが、写真ではグレーに写っているのでピンとこない方もいるかもしれません。
海の中では太陽光の赤色から吸収されていくのでモノトーンに見えてしまうのです。
なので、しっかりとたかさごにストロボの光を当てて撮影してる作品には、見慣れた赤い魚で写っていますよ。
同じ魚でも撮影の仕方で違って見えるので、その違いも楽しんでください。

ちなみに、この作品の中にいる「たかさご」で、1匹だけ正面を向いてしっかりカメラ目線の子がいます。とても可愛いので見つけてみてくださいね。