夏季企画展「TANIYAMA ART SCENE(タニヤマアートシーン)」

名陶長太郎焼の発祥の地であり、国立西洋美術館の松方コレクションで知られる
松方幸次郎のルーツでもある谷山地区。
今も昔も多くの美術作家たちが精力的に制作活動をおこない、県内外の美術展での入選・受賞や、個展を開催するなどめざましい活躍をみせています。
本展では谷山ゆかりの美術作家18名による作品を紹介します。
絵画、彫刻、陶芸、染色、ステンドグラスなど個性にあふれ表情豊かな
谷山のアートシーンをお楽しみください。

絵画|庵跡芳昭 祝迫正豊 木下天心 児玉光仙 寺尾作次郎
   土岐浩蔵 濵元良太 廣岡謙一 矢澤一翠 吉村英彦 米倉秀紀
彫刻|田渕義弘
陶芸|有山長佑 有山明宏 内山聡司 三反田豊
染色|三反田登美子  
ステンドグラス| 田中千紘

会 期 :2024年7月1日(月)~9月23日(月・祝)
会 場 :三宅美術館2階絵画展示室
入館料 :一般500円、70歳以上100円、障害者手帳提示者100円
     高校生以下無料
主 催 :一般財団法人三宅美術館
後 援 :鹿児島県、鹿児島市教育委員会、南日本新聞社
協 力 :『令和6年度文化の薫り高いかごしま形成事業(鹿児島県)』

関連イベント
◇ステンドグラスを作ってみよう(満席により受付終了
日 時:7月21日(日) 13:30~16:00
講 師:田中 千紘(ステンドグラス作家)
定 員:20名 (要予約・先着順) 
参加費:トロフィー   1,200円
   :サンキャッチャー1,500円
※小学校低学年以下は保護者同伴のもとご参加ください。
※当日は軍手・エプロンをご持参の上、美術館受付にお越しください。

◇出品作家・学芸員によるギャラリートーク
日 時:① 8月2日(金)14:00~14:30  当館学芸員
    ② 9月7日(土)14:00~     祝迫 正豊 先生
申込不要 要入館料

収蔵品展「生誕120年 海老原喜之助・吉井淳二~郷土画壇を支えた友情~」のご案内

 戦後の日本画壇を代表する存在であり、また郷土画壇の発展に尽力した海老原喜之助と吉井淳二。
 旧制志布志中学校で出会った二人は画家を志して上京したのち、海老原は独立美術協会、吉井は二科会とそれぞれの道に進みながらも、終生変わらぬ友情で結ばれていました。また、戦後ともに南日本美術展を創設し、後進指導や海外留学制度の整備により郷土画壇を興隆させた功績はひろく知られています。
 生誕120年を記念した本展では、海老原喜之助の10代で渡ったフランス留学時代から晩年までの作品を幅広く展示するほか、吉井淳二の東京美術学校時代の作品や、代表的な作品の一つである「働く女性」シリーズ作品を展示いたします。

会 期 |2024年4月1日(月)~6月23日(日)
※次回展の準備のため、6月23日(日)は午前9時開館、午前12時で閉館いたします。
開館時間|午前10時~午後4時30分
休館日 |水曜日
入館料 |一般500円、高校生300円、小・中学生200円、70歳以上100円

収蔵品展「物語る身体」開催のお知らせ

「身体を通じて人間をどのように表現するか」は今も昔も作家にとって大いなる課題です。
フォルムの捉え方や構図、マチエールなど様々な面での探究を通じて、作家独自の身体表現が確立されてきました。
普段人物を描いた作品を鑑賞するとき、まず顔に目が向くという方も少なくないかもしれませんが、指先にも目を凝らすと作者の意図が表現されており、繊細な感情の動きを読み取ることができます。
今回の収蔵品展では、様々なポーズや動作を行う身体にフォーカスした作品を中心に展示します。作品中の身体がどのような物語を持っているのか、ぜひ想像しながらご覧ください。

展示作家
絵画…庵跡芳昭、海老原喜之助、桜井寛、中間冊夫、前畑省三、安井曾太郎、吉岡一
彫刻…南安廣

会 期 | 2024年1月6日(土)~3月17日(日)
休館日 | 水曜日
入館料 | 一般500円、高校生300円、小・中学生200円、70歳以上100円

「祈りの風景」展

琉球の祭祀儀礼の様子、教会や聖地などの神聖な空間を題材とした作品、あるいは作家自身の祈願が込められた作品など,「祈り」にまつわる絵画・陶芸作品を約30点展示いたします。
■展示作家
初代有山長太郎、海老原喜之助、上石田哲夫、金森良泰、児玉光仙、小寺健吉、長尾淘太、
前畑省三、森芳雄、水田舜人、矢澤一翠


会 期 | 2023年9月30日(土)~12月24日(日)
休館日 | 水曜日、10/26(木)
入館料 | 一般500円、高校生300円、小・中学生200円、70歳以上100円

〈そらと大地〉展

日々変わりゆく景色が美しい「空」をはじめ宇「宙」、また「天」国など様々な空間を連想させる「そら」。
対して、「母なる大地」と称えられるように生物が生まれおち、還ってゆく場所というイメージを持つ「大地」。
私たちをとりまく「そら」、そして「大地」は独自の世界観やイメージを連想させるものとされ、芸術家たちの創作活動に多大な影響を与えてきました。
本展では、「そら」(空/宙)および「大地」を舞台とした作品を約20点展示します。
広大な自然との対峙を通じて生み出された、作品中で繰り広げられる様々な物語をお楽しみください。
展示作家
有山 禮石/有山 勝英/有山 史洋/児玉光仙/鳥海 青児/中間 冊夫/日置 誠/
前畑 省三/前村 卓巨/山下 晴道


会 期 | 2023年7月1日(土)~2023年9月24日(日) ※水曜日休館
会 場 | 三宅美術館2階絵画展示室
入館料 | 一般500円、高校生300円、70歳以上100円、中学生以下無料
      ※夏休み期間中は高校生以下無料

第47回全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)協賛事業

「新・収蔵品展」開催のお知らせ

新・収蔵品展ポスター

〈名 称〉 新・収蔵品展
〈会 期〉 2023年3月23日(木)~6月25日(日)
〈観覧料〉 一般500円、高校生300円、小・中学生200円、70歳以上100円
〈概 要〉
2005年のリニューアルオープン以降、当館ゆかりの方々からの寄贈・寄託により魅力あふれる作品が所蔵作品に仲間入りしてきました。本展では過去10年間に寄贈・寄託された作品から未展示の作品を中心に展示いたします。
ニューフェイスたちの個性を楽しみながらご覧ください。
作品リストはこちら

前畑省三米寿記念展「旅の記憶」 開催のお知らせ

「旅の記憶」展リーフレット

 独立美術協会会員の画家として、また美術教員として70年近く鹿児島の美術界に携わってきた前畑省三の足跡は、鹿児島の近代美術界の軌跡でもあります。
 その長きにわたる画業において、前畑はスケッチブックにペンを走らせることを習慣とし、世界・国内各地の旅先の風景や日常風景を描いてきました。
 本展では未発表の膨大なスケッチブックから約135点を展示いたします。米寿を迎える節目の年に、画家の「旅の記憶」 を共に辿ってみませんか。

会 期 | 2023年1月7日(土)~2023年3月12日(日) ※水曜日休館
会 場 | 三宅美術館2階絵画展示室
入館料 | 一般500円、70歳以上・障害者手帳保持者100円、大学生以下無料
主 催 | 一般財団法人三宅美術館
協 力 | 『令和4年度 新たな日常での文化芸術活動支援事業(鹿児島県)』

「馬と一緒―画家とともに,谷山(ふるさと)の暮らしとともに―」開催のお知らせ

久しぶりの開館となる秋季企画展では「馬」にスポットを当て、馬を描いた絵画作品やふるさと谷山の馬の歩みを紹介します。

【概要】
海老原喜之助・山口薫・芝田米三・上橋薫・坂田燦ら、馬に特別な思い入れを持つ画家たちによる馬の絵を約20点展示し、画家と馬との関わりを紹介。なかでも半世紀にわたり横たわる姿の馬を描き続けている洋画家・坂田燦氏の油彩作品は、県内では初めての展示となる。
また、明治前期には国内でも数か所しか置かれなかった陸軍軍馬の育成所(軍馬補充部福元支部)が慈眼寺に置かれ、農業や林業、運送で馬が活躍、伊佐智佐神社の浜下りや初午祭(馬踊り)といった祭事にも登場するなど、馬に支えられてきた谷山の歴史・民俗を解説する。

【会 期】 2022年10月8日(土)~2022年12月23日(金)
【会 場】 三宅美術館2階絵画展示室
【入館料】 一般500円、高校生300円、小・中学生200円、70歳以上・障害者手帳保持者100円
【主 催】 一般財団法人三宅美術館
【協 力】 鹿児島市文化芸術活性化補助金採択事業

【展示終了】所蔵品展「動物たちのおしゃべり」開催のお知らせ

〈企画展名〉動物たちのおしゃべり展
〈会期〉2022年7月16日(土)~10月2日(日)
〈概要〉
 人類最古の絵画・洞窟壁画に動物が描かれていたように、美術と動物は深い関わりがあり、また現代でも多くの芸術家が動物をモチーフとして創作活動を行っています。
 本展では所蔵作品の中から、馬・牛・猫・鳥といった動物たちを個性豊かに描いた絵画作品を展示します。家畜と心を通わせた子ども時代の思い出をのびやかに表現した森長武雄、ふるさとの海で慣れ親しんだ魚やカニを生命力たっぶりに描いた中間冊夫の作品などが見どころです。
 動物の質感や表情表現等にみられる画家の個性を楽しんで頂ければ幸いです。


 

小企画展「四季の使者―画家をとらえた草花たち―」

〈企画展名〉四季の使者―画家をとらえた草花たち―

〈会期〉2022年3月28日(月)~7月10日(日)の土曜日・日曜日
※新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、平日は休館いたします。

〈概要〉
 花々の澄みきった花弁の色彩、人間の手では生み出すことのできない美しい造形、忘れ得ぬ芳香、そして限られた命のなか精一杯咲く様子は、太古より多くの芸術家の心をとらえてきました。その結果植物にインスピレーションを受けた美しい文様や、植物を描いた多くの名画が生み出されてきました。
 当館の所蔵対象である鹿児島ゆかりの画家達も、身の回りの花々を描いた作品を数多く残しています。制作から数十年が経過してなお、花の生命は今でもカンヴァス上で輝き続け、また制作中の温かな雰囲気を伝えているようです。
 本展ではこれらの絵画作品から25点を展示いたします。植物を描いた芸術作品の良さを改めて味わい、また作品に反映された画家それぞれの美意識に触れていただければ幸いです。