「没後40年寺尾作次郎 美学の系譜」

鹿児島では陶芸家として活躍した寺尾作次郎(てらお さくじろう)。
その牧歌的で物語性には今でも多くの愛陶家が魅せられています。
一方、昭和15年鹿児島県工業試験場に新設された窯業部の部長に招聘される以前は、東京、京都で陶芸家としてだけではなく、染色家、図案家、皮革工芸家として、また本の装丁家として華々しい活躍をみせていたことは全く知られていません。

本展では陶芸作品と今まで公開させる機会のなかった工芸作品や図案、スケッチ等製作過程をうかがえる資料をあわせて展示し、寺尾作次郎の知られざる才能と技をご紹介します。

百年経っても色あせることのない寺尾のみずみずしい感性をお楽しみ下さい。

会 期 :2024年10月5日(土)~12月21日(土)
会 場 :三宅美術館 1階焼物展示室および2階絵画展示室
入館料 :一般500円、高校生300円、小中学生200円、
     70歳以上100円、障害者手帳提示者100円
主 催 :一般財団法人三宅美術館
後 援 :鹿児島県、鹿児島市教育委員会、南日本新聞社

★関連イベント 
〈ギャラリートーク〉
日 時:10月5日(土)14:00~
講 師:寺尾カリナ氏(陶芸家、寺尾作次郎三女)
参加費:無料(入館料のみ)
予 約:不要 14:00に会場へお越し下さい

「焼物になった生き物たち」展

(左)稲束と鶏        (右)諫鼓鳥

7月16日(土)からは、絵画展の「動物たちのおしゃべり」に合わせ
動物をモチーフとした「焼物になった生き物」展を開催いたします。
当館所蔵の鹿児島の陶磁器から、本物そっくりに似せた焼物や、作品の一部が動物を模しているもの、生き物を通して平和を表現している作品などを展示します。
生き物のユーモラスな表情や、作品に込められた想いをぜひご覧ください。

〈会期〉2022年7月16日(土)~12月23日(日)
 ※会期を延長しました。

所蔵品展 展示作品のご案内

所蔵品展「四季の使者―画家をとらえた草花たち―」および「花に彩られたやきもの」、海老原喜之助コーナーにて下記の作品を展示中です。

※海老原喜之助「雪景」「男の顔」「スケート」は、現在展示しておりません。