
作家 椋鳩十は著書『薩摩伝統工人伝』で薩摩焼の名工たちの生き方に光を当てたほか、「土楽会」を通じて陶工たちと広く交流し、薩摩の焼物を愛用するなど薩摩焼とゆかりの深いことで知られます。
椋鳩十の誕生120年の節目にあわせ、ゆかりの窯元の作品を展示します。
「土楽会」とは
昭和29年に ‘陶器を語る会’ として結成された。
メンバーは椋鳩十をはじめ、
指宿長太郎(長太郎焼 二代長太郎 正夫)
寺尾作次郎(鹿児島県工業試験場窯業部長・陶芸家)
川原光(龍門司焼陶工)、野村教授(鹿児島大学)など8名
陶器について語り合うだけでなく、二代長太郎自作の器に盛られた旬の料理を楽しみ、指宿長太郎焼窯元そばの殿様湯につかるなど、交流の場でもありました。