4月9日の御衣黄桜

本日は久しぶりの日差しでお花見日和ですね。
桜の花びらが日に透けて美しいです。

さて、本日の御衣黄桜です ↓

緑色の花が少しずつ増えてきました。
枝が伸びすぎて、隣接する老人ホームの出入りに影響を及ぼすようになってしまったので、2年ほど前に危ない枝を切り落としてもらいました。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」といいますが、以来花付きが悪くなったように思います…。
それでも元気な枝には花がつき始めていますので、これから2週間ほど色の変化を楽しみたいと思います。

本日の御衣黄桜

今週は雨の日が続きましたが、暖かい日が続いたためか花の数も20輪余と幾分か増えました。

欅の若葉、御衣黄桜の花びらの緑色のハーモニーが綺麗です。

本日の御衣黄桜

ここ数日のの雨と強風で美術館前のファサードはソメイヨシノの絨毯となっています。
さて、画像の一番左にある御衣黄桜ですが、昨日から開花し始めて、本日は10輪ほど咲いています。

とはいえ、まだまだ咲き始めなので見頃はもう少し先になりそうです。
こちらで少しずつご案内していきますね。

没後20年 金城次郎展

  • 抱瓶(だちびん)
    沖縄で使用される携帯用の陶器の酒瓶。肩からひもで吊るし、腰に当てやすいように三日月形に反っています。

沖縄を代表する陶芸家で,沖縄県初の人間国宝 金城次郎の没後20年にあたる本年に、当館所蔵の作品を展示します。民芸運動の先駆者である濱田庄司,河井寛次郎,バーナード・リーチらに早くから認められ,「次郎さん」の愛称で親しまれました。沖縄の土と釉薬を使って焼かれた作品は,おおらかで躍動感にあふれ,釘彫りで描かれた魚は濱田庄司が「笑う魚」と評し,金城次郎の代名詞となっています。

※次回展の準備のため、6月23日(日)は午前9時開館、午前12時で閉館いたします。

本日より

本日より「海老原喜之助・吉井淳二 誕生120年-郷土画壇を支えた友情展-」が始まりました。志布志高校時代からの友人で、共に鹿児島画壇の発展に尽力した二人の作品をご覧下さい。

抱瓶(だちびん)
沖縄で使用される携帯用の陶器の酒瓶。肩からひもで吊るし、腰に当てやすいように三日月形に反っています。

また、今年没後20年を迎える沖縄初の人間国宝 金城次郎の作品展も併せて開催しています。
金城が焼物に描くおおらかな魚たちは「笑う魚」と賞され、金城の代名詞になっています。沖縄ならではの焼物と自由に泳ぎ回る魚たちをご覧下さい。

開花宣言

連日木の芽流しの雨が続いておりますが、当館前のソメイヨシノは昨日から開花が始まりました。

ただ今、収蔵庫の改修中工事のため臨時休館中でご迷惑をおかけしておりますが、4月1日から開催の「海老原喜之助・吉井淳二 誕生120年-郷土画壇を支えた友情展」の準備を併せて鋭意作業中です。

4月1日にはちょうど満開の見頃を迎えていることと思いますので、ぜひ足をお運びください。

展示替え休館のお知らせ(3/18~3/31)

展示替えおよび館内整理のため、下記の期間臨時休館いたします。
3月18日(月)~3月31日(日)

4月1日(月)より「生誕120年 海老原喜之助・吉井淳二~郷土画壇を支えた友情~」展、および「没後20年 金城次郎」展を開催いたします。
ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

収蔵品展「生誕120年 海老原喜之助・吉井淳二~郷土画壇を支えた友情~」のご案内

 戦後の日本画壇を代表する存在であり、また郷土画壇の発展に尽力した海老原喜之助と吉井淳二。
 旧制志布志中学校で出会った二人は画家を志して上京したのち、海老原は独立美術協会、吉井は二科会とそれぞれの道に進みながらも、終生変わらぬ友情で結ばれていました。また、戦後ともに南日本美術展を創設し、後進指導や海外留学制度の整備により郷土画壇を興隆させた功績はひろく知られています。
 生誕120年を記念した本展では、海老原喜之助の10代で渡ったフランス留学時代から晩年までの作品を幅広く展示するほか、吉井淳二の東京美術学校時代の作品や、代表的な作品の一つである「働く女性」シリーズ作品を展示いたします。

会 期 |2024年4月1日(月)~6月23日(日)
※次回展の準備のため、6月23日(日)は午前9時開館、午前12時で閉館いたします。
開館時間|午前10時~午後4時30分
休館日 |水曜日
入館料 |一般500円、高校生300円、小・中学生200円、70歳以上100円

田貫地区の二十三夜講(火の神講・おんなの講)

【開催地】鹿児島市喜入生見町 田貫地区
【開催日】毎年1月23日
【開催時間】 火の神講 
       16:00~ 瀬崎のアッカドン参り
       おんなの講
       18:00~ 田貫ゑびす館にて   
       19:30~ 神棚の宿移し

毎年1月23日に開催される二十三夜講。
先ずは瀬崎にあるアッカドン(火伏せの神)に火事から集落を守っていただけるよう参ります。集落の家々の屋根がまだ茅葺きだった頃に大火に見まわれ、以来集落が見渡せる高台にあるアッカドンに参っているそうです。
(元の場所はさらに高台)
田貫地区では炊事で火を日常的に扱う女性陣が担っているとのこと。

アッカドン参りが終わると、田貫地区公民館(ゑびす館)で男子禁制のおんな講が始まります。今年の参加者は13名。平成25年頃までは新しい宿主のお宅で開催され、昭和の時代は音楽を流して歌ったり踊ったりしていたそうです。現在は公民館でおしゃべりと食事がメインです。
ちなみに、16日は女人禁制のおとこの講が開催されました。
おとこの講、おんなの講はお伊勢講が始まりなので、それぞれ伊勢神宮の大麻(枚聞神社からの頒布大麻)を祀った神棚を輪番制で宿を移していきます。おんなの講が始まるまでに今までの宿主が神棚を会場に移しておきます。

懇親会の後は神棚を新しい宿主の家へ移します。
女性陣の神棚は男性陣の1/2くらいだそうです。
この日は雪がちらつく中、無事に新しい宿主さんがお迎えになりました。
宿主は毎月1日と15日にお米、塩、酒、榊を供えるそうです。

以前は家を新築した方、新しく集落に入った方が宿主となっていたようです。
過疎化が進み新しい宿主が見つからない集落もあるようですが、
田貫地区は少ない戸数ながらも今のところ輪番制で毎年新しい宿主のお宅へ移っているそうです。