たばこの煙のないお店No17

このたび美術館1階の カフェ&ベーカリー トワメゾン が

鹿児島市健康づくり推進市民会議の
「たばこの煙のないお店」に認定 されました。

美術館の中という環境ですので、当初から絶対禁煙ではあったのですが
こうして第三者機関から「煙がない」とお墨付きをいただくと
お客様にもより安心してご利用いただけますね。

たまに駐車場で喫煙をされてる方を見かけますが
ご年配や小さなお子さんも行き交う場所ですので
できるだけ禁煙のご協力をいただければありがたいです。

個人的には嫌煙派なので
認定を受けているお店が17件しかない、というのは悲しい現実…。

最後の巡回地

一昨年パリに始まり、昨年から日本を巡回している薩摩焼展。
地元鹿児島での展示は25日で終了し、
次は最後の巡回地、東京です。
会場は江戸東京博物館。

当館の収蔵品も出展されておりますので、上京の際お時間がありましたら
ぜひお立ち寄りください。
江戸東京博物館の常設展もとても面白く楽しいですよ!

皇徳寺中学校美術作品展 終了!

この3連休、南国鹿児島にも雪が降るという、とっても寒い中
沢山の中学生・ご父兄にご来館いただきありがとうございました。

自分達の作品が「美術展」という空間で展示されているのを見て
少なからず非日常的な感動は得られたのではないでしょうか?

今回は前に開催されていた企画展の作品撤去から
皇徳寺中の作品の展示、撤去まで、一通り生徒さんに手伝っていただきました。
他の作家さんの作品を扱うことや、美術館が通常使っている道具を使っての展示、
また撤去・掃除をしてガランとした空間を目にした時の寂しさなど、
美術館の舞台裏も体験してもらいました。

この一連の体験が、美術の橋口先生が取り組んでいらっしゃる
・感じること、考えることの力を広げる
・集中して取り組む力を高める
のお役に立つことができていれば幸いです。

何事にも一生懸命で素直に取り組む中学生の姿勢には、
私達も新鮮な気持ちにさせていただきました。
ありがとうございました。

3年生の皆さん、受験頑張って下さい!!

お得な割引キャンペーン

鹿児島県歴史資料センター黎明館で開催されております
「薩摩焼パリ伝統美展」の国内巡回展。
もうご覧になった方も多いと思いますが、
この薩摩焼展の半券を当館で提示していただきますと
入館料を半額に割り引きいたします!
また、当館の半券を黎明館の薩摩焼展で提示していただきますと
入場料800円のところ、団体割引きの600円でご覧いただけます!

実はこの相互割引の対象館は当館だけでなく
鹿児島市立美術館、長島美術館、仙巌園、沈壽官窯収蔵庫、薩摩伝承館
などなど鹿児島県内14の施設が対象となっていますので
ぜひこの機会にお得な割り引き制度をご活用下さいね。
対象期間は今月25日までです。

「海老原喜之助と周辺の画家たち」展

本日より海老原と周辺の画家たち展が始まりました。
海老原喜之助というと鹿児島では知らない人はいない(?!)くらい活躍され、
鹿児島の美術界の発展に尽力された先生の1人です。
大変に豪快、闊達、饒舌で社交的なお人柄だったそうで、多くの作家さんから慕われていたようです。
今回は当館の収蔵品の中から海老原喜之助と交流のあった(ごく一部になりますが)
作家の作品と共に展示し、海老原喜之助の人柄の一面をご紹介できればと思います。

また、ただ今鹿児島市役所みなと大通り別館1階にあります市民アートギャラリーにて
「南日本美術展海外派遣留学生の現在(いま)」が開催されています。
海老原喜之助と終生の友 吉井淳二が創設に尽力した南日本美術展。
そして、本場フランスでの勉強の大切さを重視し設けた海外への留学生派遣制度では
現在まで多くの作家を送りだしています。
第1回パリ賞を受賞しパリへ留学された前畑省三先生の作品展が開催されておりますので、
併せてご覧下さい。
☆明日1月16日(金)午後1時15分より前畑先生によるギャラリートークが開催されます。

皇徳寺中学校美術作品展 作品紹介

鹿児島市内の中学校は今日が始業式とのことで、
皇徳寺中学校美術作品展も午前中は静かでした。

さて、展示されている作品を少しご紹介。

とても無機質で未来的な雰囲気が漂っているこの作品
実はパソコンを分解し、そのパーツを組み合わせて作られているんです。
3作品展示されていますが、タイトルをご覧いただくと
「せかい」「へいわ」「みらい」と連作になっています。
みなさんはこの作品からどのようなストーリーを読取りますか?

なんとも美味しそうなお弁当。
これも生徒さんの手作り…といっても食べられるお弁当ではありません。
なんと!紙粘土で作られているんです!
米粒ひとつひとつを根気よく‘ちねって’つや感といい本物と見紛うほどです。
他にもラーメンやサンドイッチ弁当など食欲旺盛な中学生ならではのメニュー構成となっています。

展示室には手にとって遊びながらご覧いただけれる作品
自由にお持ち帰りいただける作品などもあります。
自宅で分解して、みなさんも作ってみてください。

年末年始のご案内

28日、紘輝くんの1周忌で作品展の
「負ケテタマルカ!!」も終了いたしました。
先月、紘輝くんのドキュメンタリー番組が全国で放送されたそうで
今回は初日から名古屋や北海道など
遠方からもたくさんの方々にお越しいただきました。
ありがとうございました。

年末年始は12月30日〜1月4日まで休館とさせていただきます。

年明け1月5日からは鹿児島市立皇徳寺中学校の美術作品展を開催します。
橋口典美先生によるユニークな授業の結晶をお楽しみ下さい。

 

 

 

 

 

それでは皆様、よいお年を。
来年もよろしくお願い申し上げます。

「負ケテタマルカ!!」

昨年の12月28日に12歳という若さで旅立った本田紘輝くんを偲んで
作品展「負ケテタマルカ!!」を開催しております。
今回は新たに見つかった未発表作品14点をふくむ計42点を展示。
(うち1点はエプソンカラーイメージングコンテスト入賞につき巡回中のため複製を展示)

ぜひご覧下さい。

【会  期】 :12月20日(土)〜28日(日)水曜休館
【開館時間】 :10:00〜16:30
【会  場】 :三宅美術館2階展示室
【 入館料 】  ◇入場無料◇

中間荘介氏インタビュー

先日、最終日を迎えました「中間冊夫展」。
東京在住の息子さん(中間荘介さん)が、ご家族とご来館くださいました。
ご多忙の中、遠方までありがたい限りです。

荘介氏が鹿児島に滞在中、中間冊夫先生と
中間冊夫夫人で同じく独立の女流画家 佐川敏子先生のお話を
沢山うかがうことができました。
南日本新聞の夕刊にも掲載されましたが、
当館でうかがったお話も少しご紹介させていただきます。

●荘介さんは生まれも育ちも東京でいらっしゃますが、来鹿は何年振りの何度目ですか?

確か、鹿児島は21年ぶりの3度目になると思います。 
  父の生前、父に黙って自分のルーツである加世田1人で訪れました。
  しかし、何のリサーチもせず来てしまったので親戚などに会うこともできませんでした。
  その後、三宅美術館の開館イベント(昭和62年)の際来鹿したのが2度目で、
  今回はその時以来です。

●荘介さんは設計のお仕事をされていらして、赤坂のTBS社屋も設計されたのですよね。
九州で設計されたものはありますか?

はい、鹿児島の市庁舎東館や福岡NHK、荒尾の市民会館、福岡市庁舎などです。

●中間冊夫先生の奥様は同じ独立美術協会の佐川敏子さんですが、
ご両親共に画家という家庭環境はいかがでしたか?

とにかく「絵描き=貧乏」という印象しかなく、
  絵描きにはなりたくないと思っていました。
  だから親から絵を習ったことはありませんでしたが、
  なぜか子供の頃から絵は上手かったので
  デザインにからむ仕事のベースはあったと思います。
  小学生の頃からブラックが好きだったので黒い縁を取って描くくせがあり、先生に
  「対象物には黒い縁はない。光の反射の違いで稜線が浮かび上がっているんだ。」
  と注意をされたことがありました。
  その時父は「そんなこという先生の言うことを聞く必要はない」と言い、
  自由に見よう見まねで描かせてもらっていました。  

●アトリエでの中間先生はどのような様子でしたか?

いつも3〜4点の絵画を同時進行させていました。
  少し離れたところからタバコをくゆらせて、キャンバスをじーっと見つめては
  気になる箇所に手を加えていました。
  アトリエでは傍らにいつも焼酎の一升瓶をおいて、
  コップに並々とついで飲んでいましたね。

●空襲で永福町のアトリエが全焼とのことですが、
それまでの作品は焼けてしまたのでしょうか?
内蒙古、新彊、台湾へスケッチ旅行へ行かれた時の作品は
どのような作品だったか覚えていますか?

空襲で焼けてしまったので、私も戦前の作品は1点しか知りません。
   それもかなり傷みが激しかったので、武蔵野美術大学に依頼して、
   きれいに修復していただきました。
   内蒙古、新彊の作品は私も見たことがないので、
   どのような作品だったのか見てみたかったですね。

●中間先生は寡黙な方と伺っていますが、家庭でも寡黙な父親でしたか?

寡黙でした。お酒が入っても人柄が変わることは無く、やはり無口でした。
  そんな父も母が亡くなった時は、男がここまで泣くのかと思うほど泣いていました。

●中間先生らしいエピソードなどありましたら教えて下さい。

‘ポストの話’という逸話がありまして。
  ある日、自宅のポストに誤配送の郵便物が入っていたそうです。
  母がタバコを買いに出かける父に「途中の郵便ポストにこれを投函してきて」と
  誤配送の郵便物を渡したそうです。
  その日の夕方、自宅のポストを覗くと、また同じ誤配送の郵便物が…
  父は「ポストに投函してきて」と言われ、
  そのまま自宅のポストに投函して出かけたそうです…。

●佐川先生についておうかがいしてもいいですか?

母は体が弱く、ありとあらゆる病気をしました。
  あの時代に大学を出て、独立美術協会の女流画家第1号で
  父の先輩画家でもありましたが、
  家庭では夫を立てていました。いつも和装でした。

●ありがとうございました。

中間冊夫作品(左)荘介氏(中)佐川敏子作品(右)

職場体験学習

12〜14日の3日間、皇徳寺中学校の生徒さんの職場体験学習でした。
毎年のことですが「美術館の仕事=受付に座っているだけ」という先入観があるようで
予想と現実のギャップに毎日ぐったりと疲れきって帰っていく生徒さんたち…

何から何まで自分達でしなければならないのは、うちのような小さな館だけだから。
大きな美術館はちゃんと分業されているから。
と美術館の仕事がイヤにならないようにフォローしつつも
遠慮なく日常業務を手伝ってもらいました。

12日は休館日を利用して中間冊夫作品の撮影のお手伝いをしてもらいました。
休憩中にはカメラマンが撮影秘話など話して下さり
普段なかなか伺うことのできないお話で
気が付くと、私たちの方が聞き入ってしまっている始末…。

13日は作家さん宅での打ち合わせに同行。
その後は美術館の役割とか、学芸員の仕事とか、文化財などについてちょっと説明をして
(何の指定も受けていないけれど)美術館前に鎮座している辻之堂田の神さぁなど見学。
また、知人が35万年前の地層を持って来てくださり
みんなで35万年前のフジツボを触って おおぉぉ! と感動してみたり。

14日は美術館の日常業務を手伝ってもらいながら
絵画展示室で照度計や紫外線測定器を使って計測してみたり
展示に使う道具を扱ったり。

日頃なかなか中学生と過す機会がないので
感受性豊かな年頃の子たちと過していると刺激をもらい
私たちにとっても良い‘体験学習’になります。

さて、来年はどちらの中学校かしら。