本日は3月3日桃の節句にちなんで桃があしらわれた焼き物をご紹介します。

この作品は竪野系の18世紀の香炉「三島手香炉」です。
三島手とは白い粘土を埋め込んで模様をつける象嵌の技法のことです。
蓋の部分には桃の実が施されており,その周囲には桃の花があしらわれています。
側面には「奉寄進」「御細工人中」「丑三月吉日」と三島手の技法で記されています。
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「山を描く」展 焼き物編
現在開催中の「山を描く」展では
絵画と併せて山水画が描かれた焼き物も11点展示しています。

11点のうち10点は染付の磁器(平佐焼,苗代川系)
1点は竪野系の陶器になります。
平面とは一味違う立体に描かれた山の風景もぜひご覧ください。



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酉年にちなんで

焼き物展示室では酉年にちなんで鶏をモチーフとした作品を展示しています。
画像手前から 「金襴手鶏香炉(銘 寿勝)」,「稲束と鶏」
そしてインターネットミュージアムの干支コレクションアワードに出品中の「諌鼓鶏」です。
山水画の絵付けが施された「山を描く展」の焼き物と併せて,ぜひご覧下さい。
「山を描く」展のご案内
インターネットミュージアム「干支コレクションアワード」に参加しています!
インターネットミュージアムが毎年開催している干支コレクション。
干支の動物を描いた絵画や焼物など、各館の特色ある収蔵品が1位を目指してエントリーしています。
そこで、当館も、19世紀に作られた薩摩焼苗代川系「諌鼓鶏(かんこのとり)」という収蔵品をエントリーいたしました。
現在では一般に「閑古鳥がなく」と言うと、閑散とした風景を思い浮かべますが、画題として取り上げられる「諌鼓鶏(かんこのとり)」は、王政に不満がある時にのみならされるはずの太鼓が、泰平の世にはまったくならされることもなくなり、ついには苔むし、鶏が悠々ととまっている、と言う、平和でありがたい風景の象徴と言われています。
このように意外な発見もあるインターネットミュージアムの干支コレクションアワードを、みなさんもぜひご覧になってください。
そして、さらには、当館のエントリーに投票いただければ、幸いです!
ちなみに!
各館のエントリー作品は、それぞれが2017年の年賀状用画像としてお使いいただくこともできます!
→インターネットミュージアム「干支コレクションアワード」はこちら
→当館のエントリーはこちら
新年あけましておめでとうございます。
伝・秀頼の墓
みなさんは、豊臣秀吉の子、豊臣秀頼(ひでより)の墓だと伝えられる宝塔が、当館のすぐ近くにあることをご存知ですか?
豊臣秀頼と言えば、元和元年(1615年)5月の大阪夏の陣で、徳川軍に敗北し、母淀君とともに大阪城にて自害しており、その墓所は関西の縁の地に残されています。
しかし実は、その秀頼は大阪夏の陣では亡くなっておらず、豊臣恩顧の大名として名高い島津氏が、谷山の木之下地区(現在の谷山中央四丁目付近)に連れ帰りかくまった、と認められるような記述が、薩摩のいろいろな書物に散見されるのです。
当地ではこれを「秀頼の薩摩落ち」と言い、また、その墓と伝わる宝塔も、実際に「木之下地区」に現存しています。
薩摩藩では江戸時代にこの宝塔を3mほど掘って調査しましたが、何も出てこなかったと記録していますし、また、近年では、宝塔に「谷山」の銘が見えることから、初代谷山氏の供養塔ではないか、との説明もありますが、いずれにしても、「木下」姓といえば、秀頼の父、秀吉のもともとの苗字でもあり、不思議な縁を感じます。
折しも大河ドラマ「真田丸」では、いよいよ大阪夏の陣の回がせまり、当館にも、この秀頼の墓と伝わる宝塔を訪ねて来館されたお客さまがいらっしゃいました。
気候も穏やかな秋の散策に、歴史に思いを馳せ、立ち寄ってみられてはいかがでしょうか?
※個人宅の敷地内にありますので、ご迷惑のないようご配慮ください。
※参考:ふるさとの歴史ガイド 谷山の歴史と文化財(平成26年発行/谷山観光協会)
「鹿児島の陶と染織展」のご案内
鹿児島陶芸家協会より企画展のご案内をいただきました。

陶芸家と染織作家という異業種によるコラボレーション企画展です。
扱う素材や創作過程は違うものの,どちらも製作過程では完成品が見えない
(釉薬や染色は製作過程の色合いと出来上がりの色合いが違う)ので
完成品を計算しつくして制作している,という共通点もあります。
陶磁器から39名,染織から15名の作家が出品しています。
会期中は作家によるギャラリートークも開催されるそうです。
【ギャラリートーク日程】
各回14時~14時30分
10月1日(土)有山禮石・鬼原美希
10月2日(日)川野恭和・徳永美代子
10月8日(土)久保満義・田尻環
10月9日(日)十五代沈壽官・重田茂和
10月10日(月・祝)神田和弘・三反田登美子
会 期:2016年10月1日~10月10日
休館日:10月4日(火)
会 場:長島美術館 別館
入場料:一般・大学生500円,高校生以下無料,障害のある方と同伴者1名無料








