小中学校では終業式を迎え、いよいよ夏休み突入です。
当館の夏休み企画展は今年も中学生以下は入館無料ですので
ぜひ親子そろってお越しください。
そして、美術館をご観覧いただいた方は
1階カフェ&ベーカリートワメゾンでランチなど割引になります。
(ただし無料入館者を除く)
また、カフェでお食事をされた方は美術館に団体料金でご入館いただけます。
ご来館の際はぜひ美術館とカフェを併せてご利用くださいね。
鹿児島県の南端に位置する与論島に生まれ,与論島を描き続けた画家 池田政敏。
周囲わずか23Kmの島が有するゆたかな自然,そこに育まれる生命,人々の日常を
愛した池田の温かなまなざしを通して描かれた作品は,私たちをユンヌ(与論)の
世界へといざなってくれます。
本展では初期から晩年までの油彩画を24点を展示いたします。
期間中,中学生以下は入館無料となっておりますので,ぜひ親子でご覧下さい。
<池田政敏(1938-2013)>
鹿児島県大島郡与論町に生まれる。「ヒカリレストラン」を営む傍ら独学で
水彩画・ 油彩画を描く。白日展奨励賞。名瀬市美術展覧会奨励賞。
白日会会友。与論町栄誉町民。 その他日展、白日展、県美展で入選。
<展示作品>
熱帯の魚達(2002)第78回白日展佳作賞
島の杜(1997) 第17回名瀬市美術展覧会奨励賞
漁具A(1993) 第40回鹿児島県美展初出品・初入選 他21点
【 会 期 】平成27年7月18日(土)~9月8日(火)
(ただし水曜日・8月14日~16日は休館)
当館では展示替えと館内工事にともない下記の期間を臨時休館とさせていただきます。
臨時休館:7月14日(火)~17日(金)
7月18日(土)からは
「-与論を描いた画家-池田政敏展」を開催いたします。
期間中、中学生以下の入館料は無料となりますので、ぜひ親子でお越し下さい。
なお、美術館1階カフェ&ベーカリートワメゾンは通常通りご利用いただけます。
メニューも一新しましたので、ぜひご利用下さいませ。
今年も梅雨に入り,水害などの災害が心配される季節となりました。
6月14日(日)10:00~17:00 九州国立博物館にて
独立行政法人 国立文化財機構「文化財防災ネットワーク推進事業」公開シンポジウムⅠ
が開催されます。
美術館・博物館関係者に限らず どなたでも無料で参加できるシンポジウムです。
2011年の東北大震災以来,文化財レスキュー,文化財の防災減災という言葉を耳にする機会が増えました。ここ鹿児島でも毎年のように水害に見舞われています。文化財の被災は決して他人事ではない環境です。
文化財の被災とはどういうことか,防災減災に向けて平時からどのように取り組むのか,
被災した場合の資料の取り扱いをどうすべきか,多くの方と情報・意識を共有できる貴重な機会ですので,ここにご案内させていただきます。
ただ今谷山の ふるさと考古歴史館 で開催中の「古代からのメッセージ展」では
鹿児島紡績所技師館(異人館)跡の発掘調査での出土品や福昌寺の模型と併せて
谷山北麓(谷山小学校周辺)と不動寺遺跡(JR慈眼寺駅北側)の出土品が展示されています。
不動寺遺跡では鹿児島市内で初めて出土した「方格規矩四神鏡(ほうかくきくししんきょう)
(破鏡)」という青銅鏡が展示されていました。
当時非常に貴重で手に入らないものだったので,物理的に数を増やすために故意に破壊し,
破片を磨き穴を開けて装飾品として使用されていたようです。
この不動寺エリア,昭和ひとけた生まれの男性の話によると
「ここは掘るといろいろ出てきてね,子供の頃は宝探しと称して掘りに来たものだったよ。
僕は‘勾玉’が好きだったから勾玉狙いで掘って,何個が見つけて持ってたよ。」
とのこと。当時の子供たちの宝箱は本当の‘宝箱’だったかたもしれませんね!
谷山北麓は弥生時代の住居跡だったことは知られていますが,
今回の出土品の中には昭和30年代まで使用されていたヤクルトのガラス瓶もあり,
弥生時代から近世までの人々の生活が身近に感じられる内容でした。
ふるさと考古歴史館にむかう「紫陽花ロード」はこれからが見頃です。
企画展は入場無料ですので,ぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか。