「Canvas Flight vol.3―山物語―」のご案内

〈企画展名〉Canvas Flight vol.3―山物語―

〈会期〉2022年1月4日(火)~3月22日(火)
※新型コロナウイルス感染拡大予防のため、土日のみ開館しています

〈展示内容〉
 新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、美術館で旅行気分を味わってほしいという思いから年間シリーズ展「Canvas Flight」は始まりました。昨今少しずつ感染状況が落ち着き、久しぶりに旅行を楽しんだ、あるいは旅行を考えている方も多いのではないでしょうか。
 最終回となります第3章では「山物語」と題し、山にまつわる絵画・陶芸作品を展示いたします。山登りを通じ、一面の雪景色、瑞々しい新緑や鮮やかな紅葉、また頂上からの絶景を目の当たりにし、心が洗われたという経験をお持ちの方も多いでしょう。また、山の中の生活情景や、山とそれを取り巻く市街地風景との組み合わせも情趣があるものです。本展ではこれらの風景を描いた作品を選定いたしました。
 作品鑑賞を通じて、それそれ山の思い出を振り、今後訪れてみたい山について思いを巡らせていただければ幸いです。また桜島が見せる多様な表情や、画家によるモチーフの捉え方の違い・表現の個性にもぜひご注目ください。

「Canvas Flight vol.2 海物語」のご案内

次回企画展のご案内です。

〈企画展名〉Canvas Flight vol.2―海物語―

〈会期〉2021年11月4日(木)~12月21日(火)

〈展示作家〉
有山禮石・海老原喜之助・大嵩禮造・上石田哲夫・曾宮一念・田畔司朗・竹留一夫・谷口午二・寺尾作次郎・長尾淘太・中間冊夫・前畑省三・矢澤一翠・山口長男・吉井淳二(敬称略)

〈展示内容〉
 国内外の美しい風景を描いた作品で、お客様に旅行気分のひとときを提供する年間シリーズ展「カンヴァス・フライト」。第2弾は「海物語」と題し、詩情あふれる港町、海底の神秘的な珊瑚礁、生命力溢れる海の生き物たちなどの海にまつわるモチーフの絵画・陶芸作品を展示致します。
 鑑賞を通じ、海の豊かなエネルギーに触れてリフレッシュ頂ければ幸いです。

「旅する焼物」展

1階焼物展示室では、キャンバスフライト展にちなみ、「旅」を連想する焼物を展示します。輸出された国から鹿児島へ戻ってきた「里帰り薩摩」や、旅のお供として作られた徳利など、どのような旅をしてきたのか、どのような旅のお供をしてきたのか、作品から想像してみてください。

「カンヴァス・フライト展vol.1 絵画で楽しむ世界旅行」のご案内

新型コロナウイルス感染症にともない旅行が制限される昨今、当館では年間シリーズ展「カンヴァス・フライト」を開催し、国内外の美しい風景を描いた作品で、お客様に旅行気分のひとときをご提供致します。
第1弾となる「絵画で楽しむ世界旅行」展では、世界の名所、旅先の人々を描いた絵画や、旅を連想させるモチーフの焼物を紹介します。

会期:4月1日(木)~6月29日(火)

展示作家:稲葉実 栗原喜依子 桜井寛 藤田謹三 鳥海青児 長尾淘太 前畑省三(50音順)

小企画展「こどもへの眼差し」

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
本年がみなさまにとってより善き年でありますようお祈りいたします。

さて、現在開催中の企画展のご案内です。

展示作家:上橋薫、海老原喜之助、小田和典、大津英敏、芝田米三、中間冊夫、

     森長武雄、森芳雄、矢澤一翠、山田文子(敬称略)

期間:2021年1月7日(木)〜3月23日(火)
休館日:毎週水曜日

「こども」にまつわる絵画・陶芸作品を、所蔵作品からピックアップした企画展です。
同じ題材でも、作家の個性によってこどもは様々な表情や雰囲気をみせています。
日常に垣間見える小さな幸せを、こどもの姿を通して感じてください。

新収蔵品に展示替え

ただ今開催中の「海老原喜之助と周辺の画家たち」では、陶芸家の作品も展示しています。海老原喜之助が創設に尽力した南日本美術展(本年は11月21日から第75回展が開催)で審査員も務めた寺尾作次郎の作品3点を、新収蔵の作品3点へ展示替えいたしました。
鹿児島県工業試験場窯業部で部長を務めていた時代と、紫原に鹿窯を開窯してからの作品です。どれも寺尾作次郎らしい心温まる作品ですので、ぜひご覧ください。

海老原喜之助と周辺の画家たち展

 9月24日(木)より、「海老原喜之助と周辺の画家たち」展を開催いたします。 画家「海老原喜之助」が形成される過程において、同時代に共に研鑽を積み親交を深めた画家たち、また後進の育成に熱心だった海老原の背中を追い、南日本美術展から活躍の場を広げていった作家たちの作品を、当館の収蔵品の中から紹介致します。

 本展は2部構成(絵画32点、陶器8点)となっております。

第1部:海老原と共にパリ画壇に挑み、独立美術協会では日本の近代洋画をけん引した画家

第2部:南日本美術展(海老原喜之助と吉井淳二が設立に尽力)で活躍した作家

 海老原とともに同時代を生きた、あるいは海老原の背中を追う作家たちとの共演をお楽しみください。新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を万全に行い、ご来館をお待ちしております。

没後50年海老原喜之助展 「進化しつづける筆致」ギャラリートーク日程変更のお知らせ

 このたび8月22日(土)に開催を予定しておりました、古家良一氏による「没後50年海老原喜之助展 進化しつづける筆致」ギャラリートークについて、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため9月12日(土)に日程変更させていただくことになりました。時間帯は予定通り14時から15時となっております。

 あわせて、参加方法を要予約(先着20人)とさせていただきます。

 当館電話099-266-0066(直通)まで、ご氏名・お電話番号・参加人数をお知らせいただけますようお願いいたします。なお、恐れ入りますが当館開館時間(10:00~17:00/水曜日を除く)中にお電話いただけますと有難く存じます。

 参加をご検討頂いているお客様には大変お手数をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申しあげます。

没後50年海老原喜之助展「進化しつづける筆致」

7月18日より、「進化しつづける筆致」展を開催いたします。
本展は、児玉美術館、長島美術館、三宅美術館の3館連携企画「没後50年海老原喜之助展」の第二弾となります。

当館所蔵の海老原喜之助の油彩画を中心に展示し、海老原の代名詞でもあるエビハラ・ブルーが描かれたパリ時代、帰国から終戦、熊本時代、逗子時代と画業の節目を4つに分け、時代と共に変遷する筆致を辿ります。
なお、会期を前期(7月18日~8月14日)、後期(8月17日~9月15日)に分け、一部展示替えをいたします。(38点中15点を展示替え。前後期の総展示数53点)

また、9月12日(土)午後2時から、元熊本県立美術館学芸参事の古家良一氏を迎え、ギャラリートークを開催いたします。

※日程を変更させていただきました

新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を施し、ご来館をお待ちしております。

★3館を巡るスタンプラリーも開催中!ぜひご参加くださいませ。

没後20年矢澤一翠展

7月5日(日)をもって終了いたしました。
矢澤一翠(やざわいっすい)は、教員として後進の育成に尽力する一方、鹿児島創元会を創設するなど、鹿児島の美術界にも大きな貢献を果たしました。
矢澤の作品は、当人の人柄を表すかのような多彩で優しい色使いが印象的です。
ライフワークとしていた「漁港シリーズ」「台湾シリーズ」をはじめ、染色家というもう一つの顔が垣間見られる「人物シリーズ」(人物が着用している服、着物の柄は矢澤のオリジナルデザイン)も見どころです。
本年は矢澤の没後20年にあたることから、当館所蔵の矢澤作品を一堂に展示しています。

矢澤一翠略歴
1911年徳之島に生まれる
東京高等師範学校(現筑波大学)卒業後、日本統治下の台湾の嘉儀女学校で教鞭をとり
帰郷後は鹿児島女子高等学校、鹿児島短期大学で美術の指導にあたる。
第9回南日本美術展で最高賞の知事賞を受賞。
県美展、創元展、日展でも入選、入賞を重ねる。
1987年鹿児島創元会を創設。
1985年鹿児島短期大学を退職し、神奈川県茅ケ崎市へ転居。
2000年9月18日逝去。

南日本美術展:奨励賞、知事賞(最高賞)、鹿児島市教育委員会賞(染色)
創元会名誉会員、鹿児島県美術協会初代会長
名瀬市(現奄美市)文化功労者
ほか