御衣黄桜の経過報告

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緑色だった花弁が白くなり,いよいよ中心部がピンク色に染まってきました。
このピンク色が花弁全体に広がると,花ごと落ちてしまいます。
風が吹いてもソメイヨシノのように花弁だけはらはらと散る事はないので
先日の風にも負けず,しっかりと残ってくれました。

御衣黄 咲きました。

満開だったソメイヨシノは先日の雨で散り始めましたが、
当館駐車場に植えてあるもう一種の桜『御衣黄(ぎょいこう)』が花を開きました。

一見、若葉かと思うような瑞々しい薄黄緑色の八重桜です。
日が経つにごとに薄黄緑色の花弁が濃いピンクに染まり、
一番美しい姿になると花冠ごと地に落ちて散ります。
その頃の木の下はピンクの花のじゅうたんを敷き詰めたように美しいのです。

薄黄緑色の瑞々しい姿からピンクの可憐な姿へと変わり、散った姿もなお美しい。
多様な顔を見せてくれるとても珍しい品種の桜です。

良いお天気も相まって、今朝は早くからお散歩中のご近所の方や
近隣施設にみえる方々が御衣黄の姿を写真に撮っていらっしゃいます。

美術館にお越しの際は、是非こちらもご覧になってお帰り下さいね。