今年も待ちに待った御衣黄桜が咲きました。
「御衣黄」は「ぎょいこう」と読みます。
この名前は高貴な方のお召し物の色が由来だそうです。
とても珍しい桜で,花の色は緑色から始まります。
緑→白→薄い桜色
そして鮮やかなピンクに染まったとたん花ごと落ちてしまいます。
日々移りゆく御衣黄の花の様子は年に一度この時期にしか味わえません。
美術館正面玄関前にありますので,ぜひお花見にいらしてください。
ここ数日,一生懸命小枝を拾っていた山鳩が
美術館の街路樹に立派な巣を完成させていました。
そして,その街路樹の回りを走り回っているイタチの子供たち。
JR指宿枕崎線の高架橋工事で住処を失い,逃げ込んできたようです。
熊本とのつながりを見つけに来鹿中のくまもん。
当館には海老原喜之助の「蝶」を取材にいらっしゃいました。
鹿児島市出身の海老原喜之助は
熊本に疎開し15年間熊本で過ごしました。
その熊本時代に描いた「蝶」という作品が
熊本市内の東宝会館にモザイク壁画となりましたが
周囲にアーケードがついてしまい見る事が出来なくなったので
熊本学園大学が学内に移設されたのです。
その「蝶」の習作となる作品が当館所蔵の「蝶」になります。
壁画となった「蝶」と構図は同じですが、
背景に描かれているブロック状の模様が少し多いです。
今回の取材の模様は、後日
くまもんオフィシャルホームページでご覧いただけます。
この度、三宅美術館のホームページをリニューアルいたしました。
これまで以上に皆さまにご覧いただきやすく、お楽しみいただけるホームページとなりました。企画展のご案内や、美術館の日々のあれこれなどをどんどん発信して参りたいと思います。
又、ホームページリニューアルに合わせて、当館のロゴマークが新しく出来ました。
清々しいカラーと「M」をイメージしたフォルムが印象的なこちらのロゴもホームページ同様、今後とも何卒 宜しくお願いいたします。