「海老原喜之助と周辺の画家たち」展から「福田啓人 0-10」

「海老原喜之助と周辺の画家たち」展では、海老原喜之助と吉井淳二が設立に尽力した南日本美術展で受賞した作家たちの作品(絵画、陶芸、染色)を併せて展示しています。

本日ご紹介する作品は、第52回南日本美術展で奨励賞、第59回でJAL賞(ニューヨーク研修)、第66回で海童賞・立体部門優秀賞を受賞した福田啓人の「0-10」です。

この直径40㎝ほどの奇妙な球体は、表面に紐の状の粘土を並べて模様を施した陶芸作品です。「0-10」というタイトルはゼロから10、つまり始まりから終わりまでの全てを表しています。「見る側が触れることで、繰り返し記憶が循環しつづけることができれば」と、作家の好意により触れることができる作品となっています。

美術館1階のロビーに展示していますので、ぜひ見て、触れて作品を感じてみてください。

この一品:福田啓人「0-10」

2015年12月3日付の朝日新聞「この一品」に
当館で開催中の「郷土ゆかりの作家展」から
福田啓人の『0-10』をご紹介させていただきました。
記事をご覧になって早速『0-10』を触りに足を運んでくださった方々,
見て,触って,覗いてみたご感想は様々でした。

掲載承諾番号A15-1652

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