【山が好き!】
山の春の美しさを「人間の一生を左右するくらい」見事だと語り
(中間冊夫「八ケ岳山麓の湯」(『温泉』・第19巻第4号・1951年)、
八ヶ岳や大山など各地の山々をスケッチしていた中間。
桜島、高千穂峰と県内各地の山も描いていますが、晩年のお気に入りは開聞岳でした。
旧制川辺中学校(現:川辺高校)時代、週に1回寄宿舎から自宅に帰る道中に小さく見えていた開聞岳は、思い出の山ではありましたが、長らく山の近くに行く機会がなかったそうです。
70歳を過ぎた頃の初春、開聞町のそうめん流しに出かけたところ、菜の花畑の向こうに姿を現した開聞岳にいたく感銘を受け、以来帰郷のたびにスケッチに出かけるようになりました。
ちなみに、桜島もモチーフとしての面白さを認めているものの、前景に建物が入らない点で開聞岳がより好きだと語っています。(南日本新聞1982年7月15日朝刊)
また、桜島を描いた油彩画を加世田市(現・南さつま市)に寄贈しており、当館所蔵のスケッチ(2枚目画像)はその下書きであると思われます。
前期展示(※終了しました)では桜島、後期展示では開聞岳のスケッチを展示しています。
皆さんはどちらの山が好きですか?


