変わった形の生き物たち

甲板上に群れをなす魚達と、船体を覆うサンゴ、透明な海水の色のハーモニーの美しさから「第六雲海丸」は人気のある作品の一つです。
作品中央に写っているロープのような不思議な物体、実はサンゴの仲間の生き物なのです。
ムチカラマツといって、石灰質の骨格を持たないサンゴの一種で、サンゴ礁域の潮通しの良い岩盤上に生息します。
体長は2mから3mにもなり、色は白色や,緑色、橙色やピンク色など様々です。
鹿児島にも生息しており、錦江湾には岩礁の斜面にムチカラマツの群生がみられるようで、ダイバーに人気のスポットとなっているそうです。
この他にも、様々な不思議な見た目の生き物が写真作品の中に隠れています。
未だ見たことのない生き物を探しに、安藤徹写真展「藍の刻」に来られてみてはいかがでしょうか?

参照文献;ムチカラマツ (水族図鑑)/ いおワールドかごしま水族館公式サイト
(https://ioworld.jp/guide/guide-13217)