「海老原喜之助と周辺の画家たち」展から「福田啓人 0-10」

「海老原喜之助と周辺の画家たち」展では、海老原喜之助と吉井淳二が設立に尽力した南日本美術展で受賞した作家たちの作品(絵画、陶芸、染色)を併せて展示しています。

本日ご紹介する作品は、第52回南日本美術展で奨励賞、第59回でJAL賞(ニューヨーク研修)、第66回で海童賞・立体部門優秀賞を受賞した福田啓人の「0-10」です。

この直径40㎝ほどの奇妙な球体は、表面に紐の状の粘土を並べて模様を施した陶芸作品です。「0-10」というタイトルはゼロから10、つまり始まりから終わりまでの全てを表しています。「見る側が触れることで、繰り返し記憶が循環しつづけることができれば」と、作家の好意により触れることができる作品となっています。

美術館1階のロビーに展示していますので、ぜひ見て、触れて作品を感じてみてください。

墓前にご報告

本日9月19日は海老原喜之助の50回目の祥月命日になりますので、
「海老原喜之助没後50年展連携事業-進化しつづける筆致-」展が無事終了したご報告、そして、本日から長島美術館で開催の「油彩、水彩、デッサン…描きつづけた日々」展のご報告を長島館長と行ってまいりました。

天気予報は曇りのち雨でしたが、墓地に到着すると青空が広がり、長島美術館の初日を歓迎してくださっているようでした。

当館は「海老原喜之助と周辺の画家たち」展に向け、鋭意展示替え中です。
24日(木)からの開催となりますので、ぜひ足をお運び下さい。

「海老原喜之助と周辺の画家たち」ポスターデザイン

南日本新聞 2020年9月16日(記事使用許諾申請済)

9月24日から開催の「海老原喜之助と周辺の画家たち」展のポスターは、赤塚学園デザイン科の学生さんたちに、授業の一環として作成していただきました。

沢山の力作の中から採用させていただいたのは、佐藤舞さんのデザインです。

ご来館の際は、展示作品と併せて、ぜひポスターも注目ください。

海老原喜之助没後50年「進化しつづける筆致」展終了

海老原喜之助没後50年連携事業の第2弾「進化しつづける筆致」展は本日最終日を迎えました。多くの方々にご来館いただき、ありがとうございました。

第3弾「油彩、水彩、デッサン…描きつづけた日々」展は9月19日(土)より長島美術館で開催されます。スタンプラリーも引き続き開催中ですので、ぜひ足をお運び下さい。

当館の次回企画は「海老原喜之助と周辺の画家たち」展です。
没後50年事業との関連企画で、海老原の作品と、海老原と交友のあった画家、育成した後進の作家たちの作品を展示します。9月24日(木)からの開催です。
こちらも併せて足をお運び下さい。

なお、9月17日(金)~22日(火)は展示替え、館内整理のため休館といたします。ご了承の程よろしくお願いいたします。(16日、23日は通常休館日)

9/12(土)古家良一氏ギャラリートーク

 

9月12日、没後50年海老原喜之助展 「進化しつづける筆致」の一環として、古家良一先生(元熊本県立美術館学芸課長)をお迎えしてギャラリートークを行いました。古家先生は熊本ゆかりの画家の企画展を多数手掛けられ、海老原喜之助研究の第一人者です。

 今回のギャラリートークでは、フランス滞在期、帰国後~終戦期、熊本在住期、逗子・フランス在住期の4つの海老原の画風の画期に沿い、作品解説を行って頂きました。

 はじめに、フランス滞在期の画風について、海老原初期の白と青を用いた画風に至った経緯や、雪景シリーズの画面構成の特徴について解説いただきました。当館人気作品の「スケート」の構図については、とても興味深い分析で印象的でした。

 ついで、帰国後から終戦期までの画風について、対象物の手脚が省略されているのに関わらず、一見では気づかないトリッキーな技法や、それを支える色使いについて種明かしをして頂きました。

 また、熊本在住期の画風については、このころ確立した海老原独特のデッサン方法について解説いただきました。弟子への線に対する指導のエピソードから、海老原の線への思いの強さをうかがい知ることができたかと思います。次いで作品「蝶」を題材に、幾何学的な画面構成の技法や色の効果、線の意味などを、実演を交えて解説頂きました。

 最後に、逗子・フランス在住期の画風について、作品を支える補色関係の色使いと、画面構築の見どころを中心に解説いただきました。

 没後50年海老原喜之助展「進化し続ける筆致」は、9月15日(火)迄です。ダイナミックな造形・色彩により、見る人を独特の世界観へと誘う、海老原喜之助の絵の世界に足をふみ入れてみませんか。

「海老原喜之助没後50年展」

日本の近代洋画壇において大きな貢献を果たした海老原喜之助。
本年は海老原が1970年パリで客死してから50年という節目の年にあたることから
鹿児島市内の3つの美術館(児玉美術館、長島美術館、当館)で連携し
「海老原喜之助没後50年展」を開催したします。

先ずは5月19日,児玉美術館(http://kodama-art-museum.or.jp/)からスタート
しますので、3館で海老原喜之助の墓前に企画展のご報告へ行ってまいりました。

児玉美術館,長島美術館,当館の展示を全て巡ると,海老原喜之助が画家を目指していた学生時代から晩年まで,各時代の作品をまるごとご覧いただけます。
ぜひ足をお運び下さい。

また,3館を巡るスタンプラリーも開催します。コンプリートすると海老原喜之助の絵はがきセットをプレゼントいたします。こちらも併せてご参加くださいね。

長太郎焼 3

大正12年、東京白木屋百貨店での展覧会が好評をえたことで、鹿児島の山形屋でも長太郎焼展覧会を開催するにいたりました。鹿児島でも新薩摩焼として長太郎焼は好評を得、長太郎窯はようやく軌道に乗ることとなります。
大正12年の12月には東宮殿下御成婚のための献上品を鹿児島県から受注。
以後、天皇陛下、各宮家、アメリカ大統領などへの献上品を次々と受注する栄誉にあずかります。
とはいえ、昭和に入ると不穏な社会情勢を迎え、多い時には20人を超す職人や奉公人を抱えていた長太郎窯は、「当時は全員に食べさせ、着せることに必死だった。」と二代長太郎正夫(長太郎長男)の妻オグリは語っています。

さて、初代長太郎の身近な作品といえば、現在の鹿児島市庁舎本館(昭和12年竣工/国指定登録有形文化財)の正面入口にあるレリーフがあります。当時の岩元禧市長(在任期間:昭和8~11年)の依頼で製作されました。岩元氏と長太郎は最期まで友人付き合いが続き、昭和15年の長太郎の葬儀では岩元氏が友人代表をつとめています。

春の常設展

明日から、春の常設展がスタートします。
春らしい花々の静物画や風景画および水彩画などを展示しております。

展示作家:海老原喜之助,矢澤一翠,長尾淘太、庵跡芳昭、前畑省三、金城次郎など
期間:2019年3月30日(土)〜7月9日(火)
休館:毎週水曜日および4/30(火)〜5/2(木)

明治に生まれた作家たち3

本日より,「明治に生まれた作家たち3」展がスタートしました。
三宅美術館収蔵作品の中から,明治時代に生まれた代表的な作家たちの作品を展示します。明治時代の勢いそのままに,海外からも多くを学び,多様な作品を残した作家たちの躍動ぶりをご覧ください。

展示作家:藤田嗣治、海老原喜之助,中間冊夫,金城次郎など
期間:2018年10月26日(金)〜2019年3月26日(火)
休館:毎週水曜日および年末年始

明治に生まれた作家たち2

本日より,「明治に生まれた作家たち2」展がスタートしました。
三宅美術館収蔵作品の中から,明治時代に鹿児島県で生まれた作家たちの作品を展示します。明治時代の鹿児島の勢いそのままに,海外からも多くを学び,多様な作品を残した作家たちの躍動ぶりをご覧ください。

展示作家:海老原喜之助,中間冊夫,寺尾作次郎など
期間:7月21日(土)〜10月23日(火)
休館:毎週水曜日およびお盆(8/13〜8/15)

なお,夏休み期間中の小中学生の入館料は無料となります。
多くのみなさまのご来館をお待ちしております。