来年1月12日で大正の大噴火から100年を迎える桜島。
その節目に合わせて桜島の絵画を集めた「桜島のある風景展」を開催しています。
本日ご紹介するのは絵画ではなく
当館前の辻之堂後公民館にある「桜島爆発記念碑」です。
この記念碑は大噴火の翌年,大正4年の正月に原口青年会によって建立されています。
ここ谷山では大噴火の後に発生した地震により民家の石壁が崩れ
多くの死傷者が出たのだそうです。
現在 記念碑の背面に記されている文字は苔と剥落で解読できませんが,
「谷山の碑文集」(*)によると発起人や青年会長,相談役,評議員の名前が
記されているだけで,被災状況などは碑文から確認できないようです。
ちなみに,この記念碑の隣には
田ノ神さぁ(左)と馬頭神(中)と灯籠(右)がありますよ。
(*)木原三郎 昭和55年「谷山の碑文集」