タニヤマアートシーンの作家たち(12)

第12回も、谷山校区の学校に勤務されている先生の作品を紹介いたします。

濵元良太「そんな日」2024年 油彩・キャンバス

鹿児島情報高等学校教諭の濵元良太先生は、南日本美術展や県美展を活躍の場とされ、現在は鹿児島県美術協会会員です。
橋のような構造物を背景に、各々異なる方向に眼差しを向ける3人の女性像。重厚なマチエールに半ば同化するように描かれている様子をみると、空想、あるいは記憶の中の人物を描いているようにもみえます。
身体のデッサンを大切にしている作家さんならではの、人物の持つ静かながら、確かな存在感を感じていただきたいです。