身近にある長太郎焼④

本日ご紹介する長太郎焼は、鹿児島市喜入(きいれ)生見(ぬくみ)地区で親しまれている
長太郎焼です。
こちはら生見漁港にある恵比寿神社です。

平成6年、当時の生見漁業協同組合長の依頼で四代長太郎長佑が制作しました。
(その後、生見漁業協同組合は喜入漁業協同組合と合併)

高さは約70㎝ほどあり、焼きでヒビが入るなど、納得のいく恵比寿像が完成するまでに
7体制作したそうです。
平成7年12月2日に恵比寿神社御神体祈願と入魂の儀が執り行われました。
現在は地域のイベントがあるごとに祠の扉を開いて公開されており、
次は9月の十五夜祭りで拝見できるようです。

 

余談ですが、下の写真は、神社の鳥居の脇にある松の木に吊るされた「藁つと」です。
これは、11月亥の日の豊年祭で子供たちが各家庭を回って餅をもらって歩き、
その餅を藁つとに包んで、一年間この松の木に吊るすそうです。
(この藁つとは今でも集落で作っているそうです。)
生見漁港へ行かれたら、松の木にちゃんと藁つとが下がっているか確認してみてくださいね。