新収蔵品に展示替え

ただ今開催中の「海老原喜之助と周辺の画家たち」では、陶芸家の作品も展示しています。海老原喜之助が創設に尽力した南日本美術展(本年は11月21日から第75回展が開催)で審査員も務めた寺尾作次郎の作品3点を、新収蔵の作品3点へ展示替えいたしました。
鹿児島県工業試験場窯業部で部長を務めていた時代と、紫原に鹿窯を開窯してからの作品です。どれも寺尾作次郎らしい心温まる作品ですので、ぜひご覧ください。

「海老原喜之助と周辺の画家たち」展から「福田啓人 0-10」

「海老原喜之助と周辺の画家たち」展では、海老原喜之助と吉井淳二が設立に尽力した南日本美術展で受賞した作家たちの作品(絵画、陶芸、染色)を併せて展示しています。

本日ご紹介する作品は、第52回南日本美術展で奨励賞、第59回でJAL賞(ニューヨーク研修)、第66回で海童賞・立体部門優秀賞を受賞した福田啓人の「0-10」です。

この直径40㎝ほどの奇妙な球体は、表面に紐の状の粘土を並べて模様を施した陶芸作品です。「0-10」というタイトルはゼロから10、つまり始まりから終わりまでの全てを表しています。「見る側が触れることで、繰り返し記憶が循環しつづけることができれば」と、作家の好意により触れることができる作品となっています。

美術館1階のロビーに展示していますので、ぜひ見て、触れて作品を感じてみてください。

「海老原喜之助と周辺の画家たち」ポスターデザイン

南日本新聞 2020年9月16日(記事使用許諾申請済)

9月24日から開催の「海老原喜之助と周辺の画家たち」展のポスターは、赤塚学園デザイン科の学生さんたちに、授業の一環として作成していただきました。

沢山の力作の中から採用させていただいたのは、佐藤舞さんのデザインです。

ご来館の際は、展示作品と併せて、ぜひポスターも注目ください。