「この一品」より⑤

本日は、如意山清泉寺長太郎焼窯元の有山明宏氏の作品「蓏(ら)」をご紹介します。

明宏氏の作品には、伝統的な釉薬かないろ(鉄釉)の作品をはじめ
天目釉シリーズ、赫陽(かくよう)シリーズ、そしてこの蓏のシリーズがあります。
明宏氏の作品は、小細工はせずフォルムで表現しており、ご本人同様、大きくゆったりとした造形が特徴です。2019年10月3日付 掲載承諾番号「19-3933」(朝日新聞に無断の転写は禁じられています

身近にある長太郎焼⑤

「開窯120年長太郎焼展」は終了しましたが、
長太郎焼の情報はこれからも随時ご紹介していきたいと思います。

本日ご紹介するのは、まずこちら。
谷山中央1丁目にある谷山サザンホールの前の歩道です。

国道225号線から300mほど続く歩道ですが、
よく見ると一部違った色のタイルでデザインが施されています。

実はこの赤褐色のタイルは、長太郎焼なのです。

如意山清泉寺長太郎焼窯元の有山明宏氏によって焼かれました。
雨の日でも滑らず、人に踏まれても割れないタイルを焼くのに苦心されたそうです。
晴れている日と雨の日では、長太郎焼のタイルの色が変わりますので、
ぜひ歩いて見つけてみてくださいね。

そして、もう一つはこちら。

国道225号線の谷山港区入口交差点の先にある、松林寺公園の横を流れる和田川に掛かっている潮見橋です。

以前は明治23年に架けられた三連アーチの石橋でしたが、老朽化にともない平成20年に現在の橋に架けかえられました。
この橋の陶銘板を製作したのも如意山清泉寺長太郎焼窯元の有山明宏氏です。