「美術と文学の対話 ~色彩の詩 言葉の詩~」展

○概要
 文学作品はしばしば芸術家にとって重要なモチーフとなり、また美術作品や芸術家自身が文学作品の中で重要な役割を担うなど、美術と文学は互いにインスピレーションを与え親密な関係にあることから「姉妹芸術」と称されています。
 「美術と文学の対話 ~色彩の詩 言葉の詩~」展では鳥海青児、長尾淘太ら文学との関わりが深い画家、また曽宮一念、森長武雄などエッセイや詩作にも秀でた画家の作品を、収蔵コレクションの中から文学にまつわるエピソードとともに紹介いたします。
 絵画、あるいは文章に通底する画家の美意識を感じていただければ幸いです。

○展示作家
上橋薫、大津英敏、曽宮一念、谷口午二、鳥海青児、長尾淘太、藤田謹三、藤田嗣治、椋鳩十、森長武雄、山田文子

○作品一覧(PDF)

会 期 | 2025年4月1日(火)~6月29日(日)
休館日 | 水曜日
入館料 | 一般500円、高校生300円、小・中学生200円、70歳以上100円

【展示終了】所蔵品展「動物たちのおしゃべり」開催のお知らせ

〈企画展名〉動物たちのおしゃべり展
〈会期〉2022年7月16日(土)~10月2日(日)
〈概要〉
 人類最古の絵画・洞窟壁画に動物が描かれていたように、美術と動物は深い関わりがあり、また現代でも多くの芸術家が動物をモチーフとして創作活動を行っています。
 本展では所蔵作品の中から、馬・牛・猫・鳥といった動物たちを個性豊かに描いた絵画作品を展示します。家畜と心を通わせた子ども時代の思い出をのびやかに表現した森長武雄、ふるさとの海で慣れ親しんだ魚やカニを生命力たっぶりに描いた中間冊夫の作品などが見どころです。
 動物の質感や表情表現等にみられる画家の個性を楽しんで頂ければ幸いです。


 

冬の常設展のご案内

本日より冬の常設展がはじまりました。
当館を代表する海老原喜之助や,長尾淘太,森長武雄,彼末宏,竹留一夫など,多くの作品を展示しています。
ぜひご来館ください。

冬の常設展は,本日11月4日(土)〜12月19日(火)までです。
*12月20日(水)〜2018年1月6日(土)は展示替えおよび年末年始休館となります。

【こどものいる風景展】より「こま」

2階絵画展示室で開催中の「こどものいる風景」展より
森長武雄先生の作品をご紹介いたします。

森長先生の作品は
故郷 徳島で過ごしだ少年時代を
動物や自然、友人と共に和やかに描かれた作品が多く、
時代も場所も違うのに どこか懐かしい気持ちにさせてくれるのです。

本日ご紹介する作品は「こま」

併せてキャンバス裏に記された詩もご紹介いたします。

「こま」
牛の草かりがすんだ
さあ こままわしだ
綱渡しだ
夕映えがまた光った
牛の白い目が
ゆっくりとこちらを向いた