7月10日は鹿児島県下で大雨特別警報が発令されましたが、安藤徹写真展「藍の刻」は無事に初日を迎えることができました。
ギャラリートークも14:00~と18:00~の2回とも多くの方にご参加いただきありがとうございました。
お昼の部は一般向けのギャラリートークでしたので、海の中の様子や、海中ではどのようにして撮影するのかなど基本的なお話しをしていただきました。
そして、チューク州では日本とかかわりの深い海中遺跡があり、条例で当時のまま保護されていること、それが漁礁となり生物多様性を育んでいること、経年劣化で沈んでいる船から油が漏れて海洋汚染の懸念があることなど、私たちがなかなか知ることのない貴重な話に皆さん聞き入っていました。
そして最後は企画展図録に安藤先生のサインを求める方が多く、サイン会&質問攻めとなっていました。
18時からのギャラリートークはダイバー向けでしたので、海や水中撮影の基本的な知識を持っていらっしゃることをふまえて、専門的な内容でお話しいただきました。
ダイビングは専門的な知識と判断力、それに伴うダイビング技術を備えていないと命に直結するスポーツなんですね。そのような状況の中で撮影していることを理解して作品をあらためて鑑賞すると、水中写真家の凄さを実感します。