ただ今2階絵画展示室で開催されている「こどものいる風景展」では、
絵画と併せてこどもがモチーフの焼き物も4点展示しています。
その中から本日は「山姥と金太郎」をご紹介します。
この作品は明治32年、
谷山に開窯された長太郎窯の初代有山長太郎(1872〜1940)の作です。
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山姥と金太郎って不思議な組み合わせだと思いませんか?
「金太郎」はもちろん皆さんご存じの平安時代の勇士で
源頼光の家臣の四天王の一人である坂田金時です。
「山姥」は…というと、
金太郎こと金時は相模の足柄山に棲んでいる山姥の子と言い伝えられているのです。
つまり、この作品は金太郎親子の微笑ましい姿なんですね。
よく見ると金太郎は母親に甘えるような表情をしていますし、
山姥も柔和な優しい表情をしていますよ。