新元号「令和」の典拠である万葉集の「梅花の歌」の序文
「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、
梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」
にちなみ、梅が描かれた、または梅文様の焼物を展示しています。
平安時代以前は「花」といえば「梅」のことを指し、万葉集でも桜の3倍詠まれているそう。
当時、梅は春になると最も早く花を咲かせる「百科の魁」として尊ばれていたので、
春の訪れを告げる鶯と併せて描かれることの多い花でもあります。
白薩摩、苗代川焼、平佐焼、能野焼から7点展示しています。
焼物に描かれた梅から春と新しい時代の風を感じてみてください。