「動物の焼物展」より 2 2014年07月15日 カテゴリ 焼物企画展関連情報 本日ご紹介する作品は19世紀の白薩摩「諫鼓鳥」です。 諫鼓鳥は「かんこどり」とよみます。 人が集まらず寂しい様子を表す「閑古鳥」とは違います。 鶏が蔦の這った太鼓に乗って鳴いています。 諫鼓鳥とは漢詩の「諫鼓苔深うして鳥驚かず」からきているそうです。 君主を諫める太鼓が善政のため苔むしてしまい, 叩いても鳥が驚くほどの音が出ない,という意味で,平和の象徴とされています。 太鼓の脇には繊細なつくりの蔦が這いあがってきています。 ご覧の際はディテールにも注目してみて下さい。 関連