錦手亀文香合 2013年06月18日 カテゴリ 焼物企画展関連情報 タグ 薩摩焼 香合 1階焼物展示室の一角で開催している「薩摩焼の香炉と香合展」から1点ご紹介します。このハート型の可愛い蓋付の入れ物は香炉で使用する練香を入れるための「香合」です。大きさは約6cm×4cm、明治時代のものと思われます。 蓋には亀の絵付けが施されていて上下をよくみるとハート型を逆さにした「桃」の形が正解のようです。桃は不老不死、亀は長生きの象徴。長寿の象徴の組み合わせで、なんともおめでたいですね。器の中に描かれているのは牡丹でしょうか。銘は鹿児島市の絵師「山下雪山」です。 関連