桃の節句にちなんで

本日は3月3日桃の節句にちなんで桃があしらわれた焼き物をご紹介します。

この作品は竪野系の18世紀の香炉「三島手香炉」です。
三島手とは白い粘土を埋め込んで模様をつける象嵌の技法のことです。
蓋の部分には桃の実が施されており,その周囲には桃の花があしらわれています。
側面には「奉寄進」「御細工人中」「丑三月吉日」と三島手の技法で記されています。


桃の花の季節に奉納された香炉なのでしょうか。
ただ今,当館1階の焼き物展示室にて展示中です。