身近にある長太郎焼①

以前に、鹿児島市役所本庁の初代長太郎作レリーフ
ぴらもーるの三代長太郎流石作のレリーフをご紹介しましたが、
まだまだ身近にある長太郎焼をご紹介していきたいと思います。

今回は当館の目と鼻の先の谷山小学校にある長太郎焼(作品)をご紹介します。

これは鹿児島市立谷山小学校校庭にある初代長太郎の「鏝画(こてえ)」です。
昭和8年に建設された講堂の正面に取り付けてあったものを、
平成6年解体される時に記念に残したのだそうです。
(谷山小学校展示解説より)

初代長太郎は、旧本窯の建物にも鏝画(こてを使って立体的な装飾を施す手法で、
一般的には左官職人が漆喰で施す)で装飾を施していました。
なかでも作品を展示していた展示館の天井に施された龍の鏝画は圧巻だったそうです。

現在、谷山小学校の体育館には四代長太郎長佑のレリーフが飾られています。(平成7年作)
入口の左側の壁面に見ることができる幅4mの陶製レリーフは、完成までに1年半を費やした力作です。

谷山小学校OBでもある長佑氏から子供たちへ
「これから将来大きな郷土愛をもち、人と仲良く平和に、いつもロマンと希望を持って、幸福に健全な人間になるよう。また、自信をもって何事にも恐れず挑戦してほしい」との願いが込められているそうです。