田中一村展

昨日は当館の休館日。

早速、鹿児島市立美術館で開催中の「田中一村 新たなる全貌」展へ行ってきました。一度は奄美の田中一村記念美術館へいってみたいとは思いつつ、そう簡単には足を運べないのが現状なので鹿児島市内でこれだけの田中一村の作品群を観ることができると知ったときから心待ちにしていました。

田中一村は鹿児島ではある程度の知名度がありますが、奄美大島で奄美の自然を描いた孤高の画家、というイメージ以上のことは意外と知られていないかもしれません。今回の一村展では、学術調査に基づいた初めての本格的な作品展というだけあり、少時代の作品から中央画壇に認められたく試行錯誤した痕跡の残る作品、奄美での作品群など多角的な資料から、田中一村という一画家の画業を掘り下げていました。

 

かなり見ごたえのある企画展でした。会期中、もう一回行けたらいいなぁ。それからやっぱり、奄美の作品群は奄美で見てみたいなぁ。