どんこ釉と蛇蝎釉の焼物展

蛇蝎釉とは文字通り蛇(へび)や蝎(さそり)の肌を思わせる形状になっている釉薬のことです。伸縮率の異なる釉薬を三重に掛けることで縮み具合の差異が生まれ,ひび割れや凹凸のついた形状となります。なかでも薬を厚く被せごつごつしたものを どんこ釉 といいます。「どんこ」とは鹿児島の方言で ガマ蛙 のことで,ガマ蛙の肌のように見えることからそう呼ばれています。併せて同じく伸縮率の違いを利用した氷裂紋や鮫肌釉の作品も展示しておりますので,釉薬の妙をお楽しみください。


当館収蔵作品の中から、どんこ釉と蛇蝎釉の焼物を展示。

【開催期間】平成26年2月20日(木)〜6月24日(火)