「前畑省三展つながる絆」 後期ギャラリートーク

本日は午後2時から前畑氏による後期のギャラリートークが開催されました。
前回に引き続き、たくさんの方々にお越しいただき、ありがとうございました。

今回のテーマは「前畑省三の画歴をたどる」。
前期の地層シリーズでお若い頃のお話をたくさんして下さったので
今回は主にパリのお話と独立美術協会の師である海老原喜之助と中間冊夫とのエピソード
そして、文部科学省から補助金を頂いて1年かけて自ら現地で調査をされた
沖縄県の民俗儀礼パーントゥの話をして下さいました。

前畑氏は南日本美術展でパリ賞を受賞され、その副賞としてパリのモンパルナスにある
アカデミー・ド・ラ・グランド・ショミエールに1年留学されました。
ここはモディリアニやジャコメッティも通い、
前畑氏と同じ鹿児島出身の画家 黒田清輝や和田英作も
この学校でラファエル・コランの指導を受けていました。

パリの空気がとても肌に合ったそうで
以来、長期休暇がとれるたびにパリへ出向き、
パリの街や人々を描き続けていらっしゃいます。

モンパルナスのヴァヴァンのカフェでくつろぐ前畑氏。
全く違和感ありませんね。