職場体験学習

12〜14日の3日間、皇徳寺中学校の生徒さんの職場体験学習でした。
毎年のことですが「美術館の仕事=受付に座っているだけ」という先入観があるようで
予想と現実のギャップに毎日ぐったりと疲れきって帰っていく生徒さんたち…

何から何まで自分達でしなければならないのは、うちのような小さな館だけだから。
大きな美術館はちゃんと分業されているから。
と美術館の仕事がイヤにならないようにフォローしつつも
遠慮なく日常業務を手伝ってもらいました。

12日は休館日を利用して中間冊夫作品の撮影のお手伝いをしてもらいました。
休憩中にはカメラマンが撮影秘話など話して下さり
普段なかなか伺うことのできないお話で
気が付くと、私たちの方が聞き入ってしまっている始末…。

13日は作家さん宅での打ち合わせに同行。
その後は美術館の役割とか、学芸員の仕事とか、文化財などについてちょっと説明をして
(何の指定も受けていないけれど)美術館前に鎮座している辻之堂田の神さぁなど見学。
また、知人が35万年前の地層を持って来てくださり
みんなで35万年前のフジツボを触って おおぉぉ! と感動してみたり。

14日は美術館の日常業務を手伝ってもらいながら
絵画展示室で照度計や紫外線測定器を使って計測してみたり
展示に使う道具を扱ったり。

日頃なかなか中学生と過す機会がないので
感受性豊かな年頃の子たちと過していると刺激をもらい
私たちにとっても良い‘体験学習’になります。

さて、来年はどちらの中学校かしら。