三宅美術館特別企画展「安藤徹写真展 藍の刻」―写真で巡る海中遺跡と豊かな自然―

「安藤徹写真展 藍の刻」ポスター

概要

日本から南に約3,500キロ。太平洋に浮かぶ小さな島々からなるトラック諸島(現ミクロネシア連邦チューク州)には沈没した日本の船と豊かな自然が共存する、不思議な風景が広がる場所があります。ミクロネシア連邦チューク州には、数奇な運命で沈没した日本の船が海中遺跡として保護され、色鮮やかなサンゴや魚類に囲まれて眠っています。
 本展では、トラック諸島の海中遺跡を撮影し続けている鹿児島県在住の写真家・安藤徹氏の写真作品を展示します。
 作品鑑賞を通じて、沈没船と自然が織りなす独特の風景の美しさを味わい、海中遺跡の保護の必要性や、美しい景色を支える生物多様性の大切さについて理解を深めて頂きたいです。また、海中遺跡の辿った物語について思いをはせてみてください。

会 期 :2021年7月10日(土)~2021年10月26日(火)〈会期を延長しました〉
会 場 :三宅美術館2階絵画展示室
入館料 :一般300円、70歳以上100円、障害者手帳保持者・大学生以下は無料
主 催 :一般財団法人三宅美術館
協 力 :鹿児島市文化芸術活性化補助金採択事業
特別協力:船の科学館「海の学びミュージアムサポート」

公式サイトにリンクします
公式サイトにリンクします

写真家紹介

安藤 徹(あんどう とおる)
1955年宮崎市生まれ。1998年スクーバダイビングインストラクターを取得し、同年ダイビングショップla・bombaを鹿児島に開設。坊津(南さつま市)と桜島周辺(鹿児島湾)をメインポイントとして、今日までガイド、プロダイバーの育成、アマチュアダイバーの継続教育等を行っている。特に水中環境保全啓蒙に力を入れており、ショップ開設以来、海浜および水中の清掃活動を続けている。水中写真は1995年から国内外を問わず撮影を続け、ライフワークとなっている。

関連イベント

安藤徹氏によるギャラリートーク
第1回 2021年7月10日(土)14:00~ 申し込みの受付は終了しました
第2回 2021年9月9日(木)(延期)14:00~  申し込みの受付は終了しました
定員:20名(要電話予約・先着順)
参加費:入館料のみ

ビーチクリーンアップ
日時:2021年8月11日(水)午前中
定員:20名(要電話予約・先着順)
参加費:不要
場所:坊津海岸(la・bombaスノーケリング&スクーバダイビングパーク)
定員に達しました、有難うございました。

*新型コロナウイルスの感染状況によって、参加者を鹿児島県内在住者に限定させていただく場合があります。

第4回ギャラリートーク

出羽慎一さんによるギャラリートークも本日で第4回を迎え、最後の回となりました。本日もたくさんのお客様にご来館いただき誠にありがとうございました。

最終の回とあって、本日は特に県外からのお客様が多くお越し下さいました。ギャラリートーク後は、出羽さんとゆっくりお話ができるとあって皆さんそれぞれ楽しい時間をお過ごし頂けたご様子でした。出羽さんの作品の魅力はもちろんですが、ご自身のお人柄や姿勢が多くの人を引き付け、作品にも表れているのではないか、と改めて感じた一日でした。

『桜島 海底に流れる時間』も残すところ明日の一日になりました。終了してしまうのは名残惜しいですが、あと一日、鹿児島湾の世界を満喫したいと思います。

ギャラリートーク

出羽慎一写真展『桜島 海底に流れる時間』

鹿児島在住の水中写真家 出羽慎一氏は、20年以上にわたり鹿児島の水の中に暮らす生き物たちを見続けてきました。
60万の人口を擁する鹿児島市。その目の前に広がる錦江湾は、桜島から降りそそぐ火山灰や人間の生活や生産から引き起こされる様々な問題を抱えています。
しかし、その水面へ一歩足を踏み入れると、そこにはたくさんの生き物たちが懸命に生き、いのちのきらめきに満ちた世界を作り続けていたのです。
本展は錦江湾に潜り続け、そこで暮らす生き物たちを見つけ続けてきた出羽氏による美しい写真と文章で構成されています。
水面の向こう側には私たち人間と同じ時間を共有するたくさんの生き物たちがいることを、そして私たちがその生き物たちの生活を脅かす存在に簡単になり得るものだということを作品は私たちに語りかけてくれます。

◇出羽慎一(でわ しんいち)プロフィール◇
昭和44年大阪府生まれ
鹿児島大学大学院水産学研究科修士課程修了。専攻は魚類の行動生態学。毎日のように海に潜り、魚の行動を追う日々を送る。
平成8年から鹿児島市水族館公社展示課職員として かごしま水族館オープンに携わる。
平成12年「ダイビングサービス海案内」を設立。鹿児島県内の海、川、池、湖をフィールドにダイビングガイドの傍ら、生物の生態撮影、生物調査の仕事に従事。
年間300日以上鹿児島の水中に潜る。
著書:「桜島の海へ 錦江湾生き物万華鏡」(南日本新聞社刊)
他に図鑑類への写真提供多数。
日本魚類学会・日本水産学会会員
ホームページ「鹿児島魚のぞき」

■会場:三宅美術館2階絵画展示室
■期間:平成23年1月29日(土)〜3月27日(日)
■開館:10時〜16時半(休館日:水曜)
■入館料:無料
小dewa

【完売しました】「桜島の海へ‐錦江湾生き物万華鏡‐」

この度の「錦江湾海底物語」へ行きたいけど会期中には行けない!
というお問い合わせ、ご感想などを頂いております。
もう少し長い期間開催できれば、より多くの方に見て頂けるのに…
と私達も残念ではあります。

そこで!
今回会場へお越しいただけない方のために
少しでも出羽さんの写真を楽しんでいただこうと
会場で販売しております出羽さんによる錦江湾の生き物の写真集
「桜島の海へ‐錦江湾生き物万華鏡‐」
を通信(?)販売させて頂くこととなりました。

本体価格2200円、(送料500円)送料520円になります。
ご購入ご希望の方は当館へ直接ご連絡下さい。
099(266)0066 FAX099(266)0086
メールmail@miyake-art.com

おかげさまで完売しました。ありがとうございました。

クラゲ乗り

錦江湾のさまざまな生き物の写真を展示している「錦江湾海底物語」

なかでも子供達に人気なのが「タコクラゲ」や「ミズクラゲ」
色鮮やかで、珍しい形の生き物達がたくさん紹介されている中
なんでクラゲが人気なんだろう・・・?
と不思議に思っていたところ
どうも、あのポニョの影響らしいのです。

私はまだ観ていないので知らなかったのですが
なんとポニョはクラゲを移動手段にしているのだそうです。
なるほど!どおりで!

でも、本当にクラゲに乗って移動する
ジェリーフィッシュライダーっていう生き物がいることを知ったら
子供達はもっと‘海’に興味を持ってくれそうですね。

 タコクラゲ

観察力に脱帽

昨日、出羽さんのギャラリートークが開催されました。

楽しいお話になることは、最初から分かってはいたのですが、
期待以上に興味深い内容で、トークの間 みなさんずっと
 「へぇぇ!?」   「そうなの!?」 
 「おもしろい!」  「知らなかった!」 の連続。
あっという間の1時間でした。

身近な海の中で、本当に様々はドラマが繰り広げれらていているんですね。
そのドラマの一瞬を捕らえる出羽さんの腕前と観察力には脱帽です。

これからも毎週土曜日に開催していますので、ぜひご参加ください。

ギャラリートークのご案内

いよいよ本日スタートします 「錦江湾海底物語」

期間中、錦江湾を知り尽くした出羽慎一氏によるギャラリートークを開催します。
展示室の写真や映像を見ながら、錦江湾の生きものが繰り広げている物語をお楽しみ下さい。

本日、第1回目のギャラリートークを開催します

◇ギャラリートーク◇
 開催日  : 8月16日(土)、23日(土)、30日(土)、9月6日(日)
 開催時間: 午後2時〜
 参加費 : 無 料
 予  約 : 不 要

なお、ギャラリートークに参加してくれた小中学生には
国際サンゴ礁年2008 のマスコット「礁太くん」のステッカーをプレゼント!

出羽慎一写真展 「錦江湾海底物語」

9a93022d1
8月16日(土)から、出羽真一氏による錦江湾の生き物の写真展
「 錦江湾海底物語 」 を開催いたします。

私たちにとって一番身近な海、錦江湾。
実は知っているようでまだまだ知らないことばかりの宝箱です。
海中に潜らないと出会うことのできない生き物たちが
私たちと同じように精一杯生きて、繰り広げている物語を
あなたも、そっと覗いてみませんか?

開催期間:8月16日〜9月7日

◇ 入場:無料 ◇

期間中、土曜日午後2時から
出羽慎一氏によるギャラリートークを開催します(参加費:無料)
dewa小

 

「触れる作品展2006」

fure
この度 芸術文化支援NPO PandA と共催で,作品に直接触れることのできる
「触れる作品展2006」を開催させていただくことになりました。

「美術館は敷居が高い」,「作品に近づいたら注意される」と作品鑑賞を敬遠されている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな美術館に対する概念を覆す「作品に触る」企画展です!
いつもはガラスの向こうにあって,決して触れることの許されない美術品ですが
本展で展示している作品は,彫刻でも陶磁器でも油彩画でも直接触れることを前提として展示していますので,触れて質感をじっくりと味わってみてください。

< 会  期 >:平成18年7月27日(木)~8月12日(土)
< 会  場 >:三宅美術館2階絵画展示室
<入館料>:無料

fure2