永田橋谷山駅

ここは永田橋から谷山駅方面を望んだ景色です。

この辺りは谷山街道(指宿街道)と伊作街道の合流地点という場所柄
昭和30年代までは馬屋、荷馬車屋、馬蹄屋、鍛冶屋の並ぶ通りでした。

永田川で馬を洗ったり、馬蹄を交換したり、
荷馬車で山から木材や野菜を運んで来て
谷山駅で列車に積み込んだりと、ずい分と賑わっていたようです。

当時の様子が偲ばれる馬小屋が今も残っています。

これは永田橋から川沿いにJR谷山駅へ向う途中にある春日神社。
2本の巨木は樹齢150年のクスノキと樹齢100年のタブノキで
市の景観重要樹木に指定されています。

この辺りもJR指宿枕崎線の谷山慈眼寺の高架工事に伴い
日々景観が変わっているので、そろそろ見納めかもしれません。

ちなみに永田橋は新しくなる前は太鼓橋だったので
女性が引く荷車はなかなか登れなかったそう。
そこで、近所の子供たちは荷馬車を押す手伝いをして
野菜や果物を駄賃として貰っていたのだそうです。
たくましい!